電撃Rie's Festival!(電撃コミックスCLANNAD「仁科りえ登場記念祭」)

杉坂
「これより、電撃コミックスCLANNAD『第247回仁科りえ登場記念祭』を開催いたします。司会進行は私、合唱部のタカ派こと、副部長の杉坂(名前はまだない)がお送りします」
仁科
「えーっと……どう反応したらいいのかわからないですけど、こんにちは。合唱部のハト派らしいです。部長の仁科りえです」
杉坂
「ご存知のとおりオフィシャルコミックやTVアニメに続いて電撃コミックスにも登場と相成りました我らがりえちゃん。基本的にはTVアニメ準拠のデザインながらも、マンガならではのデフォルメちっくで表情豊かなりえちゃんを堪能できます。素晴らしい」
仁科
「なんだか調子狂うなぁ、その口調」
杉坂
「外見の相違点はオーバーニーソではなく普通のソックスを装備しているところ。そのためTVアニメにあった絶対領域属性がなくなっていますが、『杏様の活躍に頬を赤らめながらハートマーク』というマリ見て属性、それに『春原カッコよかった爆弾発言』という悪趣味属性が新たに追加されました。りえちゃんの可能性はまさに無限大と言えるでしょう」
仁科
「前にも言った気がするけど、私って本当になんでもありなんだね」
杉坂
「前置きが長くなりましたが結論としましては…………いやっほぅぅ! りえちゃん最高ぉーーっ!」
仁科
「わっ、急にテンション上がったっ」
杉坂
「シリアスギサカは長く続けてると息が詰まるからね」
「……私がひとつ気になったのは」
仁科
「えっ?」
女生徒
「なんで裏表紙じゃ私までウサギさんかってことよ!」
杉坂
「ま、まさか……おまえは!?」
部員3
「ようやく気づいたようだな。とりあえず合唱部員003、部員名『原田』とでも名乗っておこう」
仁科
「原田さん、またメガネかけたんだね」
原田
「ただメガネを掛け直しただけではない。私を以前の空気キャラだと油断していると痛い目を見ることになる」
杉坂
「よりによって合唱部のアホ派だもんなぁ」
原田
「なんとでも言え。アホでも空気よりはいいのだこれでいいのだ」
杉坂
「セリフもふたつしかないけどな」
原田
「お杉……貴様、また言うてはならんことを言いやがったな」
杉坂
「事実なんだからしょうがない。それとも、また私とやろうってのか?」
原田
「私は今までの私じゃあねえ……。今こそッ! てめえをブッたおしッ! てめえの引き立て役だった過去に決別してやるッ! あの世で私にわび続けろ杉坂ーーーーッ!」
仁科
「もうっ、ふたりともケンカはダメだよ。メッ!」
原田
「怒られちゃった。しかもメッとか言われた……」
杉坂
「フッ、りえちゃんに怒られるのが快感なくらいでないと合唱部員ナンバー2は務まらないのさ」
仁科
「ほんっとに懲りないね、すーちゃんは」
原田
「こいつも合唱部のアホ派でしょ?」
杉坂
「しかし原田は相変わらず口調が安定しないな。またアニメの時みたいにキャラを決めかねてるんじゃないの?」
原田
「そんなことはないヌッツォッツォ」
仁科
「また語尾がヘンになってるよっ」
杉坂
「ダメだこりゃ。次いってみよう」
杉坂
「さて、ついにトリオ・ザ・ガッショウが揃ってしまったわけだが」
原田
「揃って悪かったなヌッツォ」
仁科
「あれ? でも電撃コミックスだと部員は五人なんじゃなかった?」
杉坂
「厳密にはTVアニメでも無駄に七人くらいになってたけど、まぁそれは言及しないとして……それでは紹介しましょう! 単なる数合わせの合唱部中立(日和見)派、合唱部員4と5の登場でーす!」
部員4
「いきなりひどい言われようですがこんにちは。合唱部員4こと、そうですねぇ……仮に『四谷』とでも名乗りましょうか」
部員5
「あっ、それじゃあ私は『五代』で。美佐枝さん好きじゃああああああっ!」
杉坂
「めぞん一刻じゃねーかッ! つーかあんたら、いくらなんでも適当すぎじゃない?」
四谷
「だって私たち、杉坂さんに言われた通りの単なる数合わせでカオナシだし~。ていうか顔はウサギさんだし」
五代
「仁科さんの回想イメージで一応顔は出てるけど、回想によって髪型が違うから結局よくわかんないんだよね~」
四谷
「まぁ女子高生らしいミーハーな性格ってことでよろしく」
五代
「よろしく~」
三鷹
「五人に増えたら私が早くも空気になりつつあるじゃないですかヌッツォッツォ」(歯がキラーン)
杉坂
「おまえ誰だよ……。ていうか『原田』って最初に名乗っただろ。なに途中で勝手に名前変えてんだ」
仁科
「なんだかすごくまとまってない感じだね」
杉坂
「まとめるのは部長のりえちゃんに任せたっ」
仁科
「ええっ!? そこで私に投げちゃうのっ?」
杉坂
「そんなわけで、ついに合唱五歌仙が揃っちゃったわけだ」
仁科
「クインテットだね」
四谷
「あるいは五点星」
五代
「五人囃子~」
原田
「ご、ご……五里霧中?」
杉坂
「無理して言わなくていいって」
原田
「くそぉ~」
杉坂
「さて、今回は電撃コミックスにおけるりえちゃんのこれから先の出番について」
仁科
「私?」
杉坂
「演劇部手伝いとしての出番と、リハーサルで渚さんへの激励があるね」
原田
「私の出番はもう終了なのか……」
杉坂
「アフターストーリーまで描いてほしいけど、どうなんだろ?」
五代
「第5巻で完結しそうな感じだよね~」
四谷
「時代の流れですかねぇ」
原田
「私はまだ諦めんぞぉ~~っ!」
仁科
「きっとみんなで舞台に立って歌えるよ」
杉坂
「ウェイトレスもしたい」
原田
「ぜひともしたい」
四谷
「したーい!」
五代
「した~~いっ!」
仁科
「そ、それはさすがに多すぎるんじゃないかな……」
杉坂
「時間もネタもいっぱいいっぱいだし、そろそろ締めに入ろうかね。例によって最後は合唱部部長として、りえちゃんに締めてもらいましょう!」
原田
「承知」
五代
「異議なーし!」
仁科
「ええ~っ? また私なの?」
四谷
「仁科さんファイトっ」
五代
「よろしく~」
原田
「ヌッツォッツォ」
仁科
「急に言われても困るんだけど……」
杉坂
「よーしみんな、仁科コールだ! それ、に・し・なっ!」
四人
「に・し・なっ!」
四人
「に・し・なっ! に・し・なっ!」
仁科
「わ、わかったからやめてっ」
四人
「…………」
仁科
「え~、こほん。そんなわけで、これからも私たち合唱部をよろしくお願いしますね。では、みんなも一言ずつどうぞ」
五代
「歯ぁ磨けよ~」
四谷
「風呂入れよっ」
原田
「風邪ひくなよ」
杉坂
「また来週!」
仁科
「いや、ないから」