247℃雑記 2016

2016年1月1日(金)

あけましておめでとうございます。

今年も「にしなど」をよろしくお願いします。

一度廻りはじめた水車は水が尽きるまで廻り続けなくてはならぬ――毎年恒例の鏡だんごを飾った正月仕様のタイトルで、にしなど2016が廻り始めるぜーっ!

さて、今年最初の更新もぷちAA。満を持して登場の「一緒に行きましょう逝きましょう生きましょう」が私的おすすめなので感想を述べつつ紹介します。

「一緒に行きましょう逝きましょう生きましょう」はWindowsとスマートフォン用の短編ノベル読みゲーです。選択肢もなく、ゆっくり読んでも4~5時間くらいで読み終わるお話。CLANNADの個別シナリオひとつ分くらいの長さです。まさに短編ノベルなのですが、ストーリー・グラフィック・音楽の雰囲気がとても好みで物語に引き込まれました。

シナリオとグラフィックを同じ人が担当しているだけあって世界観が見事にシンクロしています。BGMも印象に残る曲が多い。『向こうへ』と『旅路の果てに』は流れたシーンとのリンクも含めて最高だった。さらに、登場キャラはひとりだけどフルボイス。アサギリ役・松代真由さんの透明感のある声がぴったりで、アサギリの変化が声だけでもしっかり感じられます。終章ラストのセリフがとても耳と心に残りました。

インパクトのある設定ながらもストーリー展開は割と王道です。俗に言うセカイ系が好きな人におすすめ。PlanetarianなどKey作品の死生観が好きな人には合うんじゃないかと思う。

2016年7月20日(水)

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以前のようにPCの前でうんうん唸ってSSを考えることができるくらいまで回復してきたので、毎年少しずつ文章を考えつつも未完成だった風子誕生日SSをリハビリに仕上げてみました。

さて、最近はアニメPlanetarianを懐かしく思いながら視聴しつつ、アニメRewriteはゲーム未プレイの視点で見ております。以下、最新話までのネタバレ感想~。

Planetarianはとにかくゆめみの一挙手一投足が良い。インフォメーションリボンの色も細かく変わってていい感じだし、時折ゆめみ視点でどこを見て判断しているのかがわかるのも面白い。

ただ、屑屋がファンタシースター2のホイッスルみたいなロボットに追われてるシーンでは、有害な雨が降ってるんだからフードを被っててほしかった。淀んだ空は何度か映ったけど『現在は星空を見られる環境でない=屑屋は星空を見たことがない』というのはしっかり伝えたほうがいいんじゃないかな。原作はこの辺どうだったっけ? Memorial Editionをやったのが七年くらい前だから結構忘れてるなー。

2章までのシーンはアニメーションとして旨みのある動的シーンがほとんどないはずなのに、「ゆめみとの冗長な会話にうんざりしつつも、ゆめみを放っておけない屑屋」を見ているだけで楽しめるな。

Rewriteはガーディアンとかテラとムーンとか断片的なネタバレワードだけ無駄に知っちゃってるけど、それ以外はまったく知らないので新鮮です。ネタバレワードからすると宇宙規模の壮大な話になりそうだけど……どうなんだろ。「学園+異能力バトル」というジャンルは学園を舞台にする必然性が重要と考えてるので、その理由付けに注目してます。

例によってキャラはやたら多いけど、ギャルゲーっぽいイベントで一人ずつ出てくるから「Angel Beats!」よりは覚えやすいな。やっぱあれは1話で大量のキャラがいっぺんに出てきたのが良くなかったのかも。

主人公の瑚太朗は独り言が国崎往人並に多いけど、ノリが良くて好感が持てるタイプだ。式神ネタを学校に行ってもまだ引っぱってたところが一番面白かった。ともこぉーーっ! タイトルにもなってる書き換え能力は、最新話の説明である程度は理解できたつもりですが……オカルト研究会の質問の選択肢にもあったけど、自分だけでなく世界も書き換えてるんだろうか。

今のところ気になるキャラは……静流かな。オッドアイからビームが出そう。はるちんコズミックファイヤービィーームッ!!(声優ネタ) 静流と小鳥は声のトーンというか喋り方が可愛いな。

あと新聞部(だっけ?)の子、たしかリトバスのあーちゃん先輩と同じく後で立ち絵が追加されたキャラだったような……。CLANNAD以降はほいほい立ち絵追加しやがって……と、うらやましく思った記憶がある。なんか意味深なこと言ってたけど、こういう突撃記者タイプってやばいことに首突っ込んで死にそうだよね。巨大モンスターや妖精やツチノコだけでなくガンハザードのビショップみたいなヒャッハー野郎まで出てきたし、緑化都市というより絶体絶命都市といった感じ。

そんなわけで、アニメ感想で更新ペースを取り戻しつつ、SSなども更新していきたいと思います。「Rewrite」のぷちAAを作ったりしても楽しそうだ。半年遅れましたが、にしなど2016が今から始まります!

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あけましておめでとうございます。

このサイトの鏡だんごを見ると、新しい年が始まったなと改めて感じます。

ずいぶんと前になりますが、AngelBeats!のゲームがついに発売されましたね。

正直に言ってしまうと内容はいまひとつだと感じました。

ただ、分岐による細かいイベントが多く、純粋に「攻略対象としてのゲーム」と考えるとすごいボリュームでした。

ゆっくりでかまいませんので、CLANNATSUの更新が再開すると嬉しいです。

シーバスさん、メッセージ&簡単メッセージありがとう! お久しぶりっ!

AngelBeats!-1stBeat-ですが、私は体験版だけで満足しちゃってた。完全版待ちかな……何年後になるかわからんけど。確かにテキスト変化は体験版の段階でも膨大だったね。今見たら関根への自己紹介ポイントだけでセーブが10ヶ所もあった。関根可愛い。

それはさておき、連載という形でスタートさせたCLANNATSUとClannadryだけはなんとか最後まで書き切りたい。CLANNAD10周年の頃の勢いをすっかり失ってしまったけど、ゆるりと更新していきたいと思ってます。今年もよろしく!

2016年7月25日(月)

今週のアニメPlanetarian&Rewrite感想~。以下、ネタバレ。

まずはPlanetarian、第3章「ゆめみの投影」です。

今回から「アニメを見る→原作の該当シーンを見る」の流れで感想を書いていきます。七年ぶりくらいにプレイして、前回までも結構カットされているところが多いことに気づいた。やっぱ忘れてるな。

これまでにあったアニメオリジナルポイントは、屑屋が首から下げた白鳥座のペンダント。屑屋が母親から受け継いだもののようだ。「星の人」でキーアイテムとして使えば、視覚的にわかりやすいね。でも確か「星の人の証」も首にかけてたような気が……。うーむ、うろ覚えだ。そっちも読み直さないとな~。

てなわけで今回はゆめみの投影ですが、映像化するなら一番のウリとなるシーンなだけに、ほぼノーカット(火星のくだりがカットされたかわりに、原作で軽く流してたアンドロメダの解説を補完)です。プラネタリウムに行ったのなんて30年くらい前なのに懐かしく感じた。最後の「世界に朝が訪れた」以降のセリフも聞き覚えのあるような言い回しだ。前回の修理シーンもだけど「協力:明石市立天文科学館」なだけあって気合い入ってます。

投影を見終わった屑屋は幼き日のことを思い返します。原作では母親に抱かれて見た空に「星はあったのだろうか?」と記憶が定かでない様子でしたが、アニメではひとつの輝く星が屑屋の目にしっかりと映されています。それは星空と呼べるほどのものではなかったけど、幼い屑屋にとって印象に残る光景だったのでしょう。そんな解釈もできる面白い描写だった。

それはさておき、第1章でも出た数字が今回も出たけど、なんで2487290人目の客なんだ? 自分でもぷちAAのキャラ説明に書いてた数字だから気になって確認したけど、原作だとやっぱり2497290人目だった。原作セリフで言うと「12000人もごまかしてしまいましたっ」となるな。どうでもいい細かいところだけど、なんか気になる。「はち」と「きゅう」じゃ、そんなにセリフの長さは変わらないからセリフ短縮が目的じゃないだろうし……なんの意図があるんだろう?

そして最後はゆめみの「すこしだけ、こわれています」で引き。一回目はさらっと流して、二回目は引きに使うことで印象づけようとしてるみたいだね。とてもいい感じです。

そしてRewrite、第4話「いつかあの日に帰るまで」です。原作は未プレイ。

さて前回出番が多かった静流ですが、今回は静流がメインのようです。エンディングテーマも違ったし、静流シナリオっぽい?

静流の照れる仕草に和みつつ、今回は静流の過去が明らかに。娘として認識されない、で真っ先に美凪が思い浮かんだ。

静流や西九条先生が所属する組織がネタバレワード「ガーディアン」なんだろうか。お茶目でおかしな紳士、江坂さんも同じ組織なのかな? ガーディアンって言ったら前回も挙げたガンハザードが出てくるんだよな~。なんか他にも組織が出てきそうだ。ソサエティとか。

それと今回は、吉野の仲間っぽい野郎どもが出てきました。曰く、吉野は「キング」らしい。ジャック・アトラスかな。年功序列思考でいきなり態度がでかくなる瑚太朗に笑った。春原か、おまえは。

そして瑚太朗のことを知ってるっぽい赤毛の男も出てきましたが、「真っ当な学生さんやってんだ」とあからさまに意味深なセリフを言ってます。やはり瑚太朗は「職業:ただの学生」ではないようだ。デビルサマナーかな。

あとは1話から異質な存在として描かれてきた幻想世界の少女っぽいポジションの篝ですが、今回いきなり教室に現れました。瑚太朗の腕にハムハムして去っていきましたが、瑚太朗以外の生徒には篝は見えてないっぽい。しかしここでもあからさまに、小鳥だけは篝の存在を認識しているような描写が。小鳥は渚ポジションっぽいし、篝と何か関係ありそう。

次回はルチアシナリオ? 急に険悪な雰囲気になったな。ルチアに何か秘密があるのはわかるけど、ちはやが事情を察してくれないからといってキレても仕方ないと思うが。花に触りたくないのは、触ったら花が枯れるとかいうのがよくあるパターンだが……果たして秘密を知ったら「ジーザス……そんなことが……」と感情移入できるのかっ? 次回へ続く!

2016年8月1日(月)

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今週のアニメPlanetarian&Rewrite感想~。以下、ネタバレ。

まずはPlanetarian、第4章「酒に酔う」です。まとまりのない感想になっちゃった。

アニメではゆめみを急かしたり注意したりする部分がカットされ、屑屋がゆめみに「酔っている」ことが強調されました。その代償として、この世界の緊張感が少し薄れたかも。封印都市の外に向けて緊張感なく歩いているように見えますが、実際は「チッ、エネミーソナーが反応してやがる」(byウラベ)といった感じで防衛システムに見つからないよう極めて慎重に進んでいるはずです。

ゆめみの行動基準に関する描写が結構端折られてるので、ゆめみが『屑屋をお車までお送りする』と自己判断するに至った経緯などが伝わりにくいかもしれない。

個人的に好きなセリフ「わたしはロボットなので、覚えておくのは得意なんです」は2回ともカット。「雪圏球」でも使われるワードだから聞きたかったけど仕方ないか。

「おまえと同じようなもんだ」、命運を分けたセリフを残し、屑屋は狩りに出かけます。"死を招き"し者……シオマネキがついに登場! クライマックスの動的シーンも気合い十分で迫力あります。いきなり効果音の音量が上がってビビった。

さて前回触れた「白鳥座のペンダント」ですが、ドラマCDを聞き直すと「星の人の証」はやっぱり首にかけてた。なのでペンダントは次回「星の人の証」と交換する、と予想。屑屋とゆめみの物語、そのエピローグを飾る「星の人/系譜」でキーアイテムとして使えば盛り上がりそう。劇場版はそこがラストシーンとなるのかな?

アニメでは「世界」よりも「屑屋とゆめみ」を主軸に置いていて、世界に関する情報は映像で伝えられる部分以外は極力説明していないように感じた。なので、「世界」としてのエピローグである「チルシスとアマント」は特に必要ないかも。映像化するの難しそうだし。

それを言ったら「エルサレム」も微妙なところだ。老屑屋の声も置き罠の描写もマードックと繋げてないし、完全カットか? アニメーションの映える動的シーンが最も多い話だし、サリンジャーのイカれた演技はめっちゃ見てみたいけど。

てなわけで、次回でPlanetarianも最終章です。果たして、こわれていたのは……

そしてRewrite、第5話「アサヒハルカ」です。原作は未プレイ。

今回はルチアがメインだね。ルチアの秘密が明かされましたが「ジーザス……そんなことが……」とはなりませんでした。ルチアの異能は、要するに毒手か。手の甲に「毒」って書いてそう。あ、だから過剰なほどの回復(浄化?)能力を持つ静流と仲良しなのか、なるほど。でも毒手で衝撃波を放ってガラスを破壊……紅千里鷹ーー! ネタはさておき、毒手とは別の異能? アサヒハルカが「まい」(Kanon)みたいな存在だとしたら、此花ルチアの異能が衝撃波で、アサヒハルカの異能が毒手なのか? ネタで異能異能言ってたけど、それじゃまるでアンバークォーツじゃないか……。

異能については、静流もルチアも瑚太朗もそれを得た理由が語られていないので現状ではわからないことだらけだ。少なくとも先天的な能力ではないし、ルチアの言い方だと人為的なものっぽい。アンバークォーツみたいに終盤に語られるのかな? アンバーは「夕暮れ学園アドベンチャー」というジャンル詐欺のせいで不評っぽいけど、最初から「異能力+恋愛物」と分かってれば面白いのでおすすめです。

ルチアの孤独を、自らの体を書き換えることで受け入れた瑚太朗。その瞬間、西九条先生たちルチアの仲間が現れました。そういう意味じゃないってのはわかってるんだが、ツッコまずにはいられないぜ。……孤独じゃねぇー!

そして「ガーディアン」というネタバレワードがついに出ました。予想通り組織名だった。掲げる思想はガンハザードのガーディアンと同じような感じ。ソサエティじゃなくて「ガイア」という組織と敵対しているらしい。これまた掲げる思想がソサエティと似てるな。咲夜の発言から考えると、ちはやはガイア所属か?

そしてラスト、いきなりルチアと静流が武装してた。なんつーか、まるでメシア教とガイア教の対立のようだな……いよいよもって真・女神転生になってきた。果たして瑚太朗はLAWの道を選ぶのか、CHAOSの道を選ぶのか、それとも両組織を敵に回し、人の道……NEUTRALの道を貫くのかっ!? 次回へ続く!

2016年8月8日(月)

Planetarian最終回記念にゆめみのぷちAA(防水套ver.と花束ver.)を追加しました。ゆめみのぷちAAを作成したのもMemorial Editionをプレイした直後だったから、実に七年ぶりの追加だ。

さて今週のアニメPlanetarian&Rewrite感想~。以下、ネタバレ。

まずはPlanetarian最終回! 第5章「ゆめみの願い」です。最後までまとまりない感想!

都市防衛用だったはずのシオマネキが、都市内に向けて砲撃! 彼もまた、こわれていたのだ。

そしてゆめみは……現実をはっきりと認識した。こわれていたのは自分ではなく、"世界"だった……。

ありえない現実を目の当たりにして、それを自分が壊れているからと結論づける……それは、信じられない数値を見て「スカウターの故障だ」とか言っちゃう人たちと同じ……プログラムされた計算式だけでは出てこないであろう答えです。「どうして、こわれてしまったのでしょう?」、この言葉がとても悲しい。

第1章でゆめみが客数をごまかした際、ふたりの子供についても言及しましたが、その着地点は残念ながらカット。そこは「世界」に関する説明部分が主だったりするから別にいいや。ただ、「ほしのゆめみ」の名前の由来……ゆめみの着任式は見たかった。雨を涙に見立てた演出は、やっぱりアニメーションだと映える!

そして予想&期待通りキターーッ! ゆめみのメモリカード=「星の人の証」と引き換えに、ゆめみの亡骸に「白鳥座のペンダント」をつける屑屋! 前回に妄想した演出が実現しそうで嬉しい!

エンドロール(もちろん星めぐりの歌)後、「星の人/系譜」のシーン、「俺は……星屋だ」でPlanetarian終わり! 「もうじきシオマネキが信号を送った敵増援が大量にやってくるだろうけど銃イラネ、ぽいっ」で終わっちゃう原作と違い、しっかりと星の人へ続くようになりました。

そして劇場版予告もチェックしました。副題が「星の人」なので、やはり「雪圏球」、「エルサレム」、「チルシスとアマント」は触れるとしても小ネタレベルでしょう。エルサレムで女神像と十字架の由来を知っても、逆に「よりによって星屋を看取るのがこいつで、重要アイテムがあいつの持ち物かよ……」と萎える可能性もあるからね。ラングリッサーのレジェンドをジ・エンドするのが、よりによって『「アルテミュラーの子孫」で「ランス・カルザスが興した国の重臣」だった「ギザロフに改造された人間」』かよ……ていうのと同じ心境。あ、シグマ本人はむしろ好きだよ。設定が気に食わないだけ。

では劇場版のラスト演出を細部予想ッ! ゆめみを足元から映した屑屋視点のカメラさんが少しずつ上に移動、胸元には白鳥座のペンダントが光り、おなじみの客引き口上を続けていた彼女の目に涙が流れる。その瞳に映っていたのは……。「そう。天国は、ひとつだったのです」 Planetarian ~星の人~ THE END これだ!

さて、12年前の原作をアニメ化というCLANNAD以上に遅いアニメ化でしたが楽しめました。逆転裁判もだけど、アニメを見ると久しぶりにゲームがしたくなるね。逆転裁判のほうは思わずクリアまで行っちゃって原作との違いが浮き彫りになっちゃったので、プラネはアニメを見てからゲームを該当部まで読み進めるようにしてました。

前回も書いた通り「世界」に関しては描写不足な部分もあるけど、前述のペンダントも含め「屑屋とゆめみ」に関しては短い時間で十分に感情移入できた。ペンダントは毎回タイトルに出てたのも印象深い。これで劇場版が予想通りのラストだったら、白鳥座のペンダントというアニメオリジナルの小道具が(少なくとも私には)非常に大きなプラスになると思う。結論、とても良かった!

そしてRewrite、第6話「オカ研活動記録」です。原作は未プレイ。

序盤はルチアのイチャラブイベント、中盤は原作の小さなイベントがダイジェストで描写されている感じでしたが、最後のイベントでいろいろと壮大な方向に話が進みました。

環境に関する話題では、オカ研メンバーの思想の相違が明らかになってきました。ルチアは「人間」を主軸に置く主人公的思想、会長は「世界」を主軸に置き、「世界を穢す人間は除去する」という東方不敗マスターアジア的思想。そんな押し問答の間に立ってなだめる小鳥と静流はNEUTRALっぽい。静流の立ち位置が変な感じですが、やっぱりこれはガの字とガイア(ガイアも「ガ」だから紛らわしいな)の対立を示唆してるように見える。ああ、以前問われた質問で「世界」を選ぶのがガイア、「人間」を選ぶのがガーディアンというわけか。瑚太朗はどちらを選んだのだろうか。つーか原作じゃ選択肢が出てそうだ。

これで会長がガイア所属なのはわかりましたが、ちはやの立ち位置がまだよくわからないんだよなー。前回ちはやはガイア所属と判断したのも「咲夜が敵対発言したから」ってだけだからなぁ。これでちはやもガイア所属なら「ガーディアンとガイアは分かり合える」ということがはっきりするんだが。ルチアとちはやは仲直りできたのだから。だとすれば小鳥が両組織の架け橋になりそう。

今回のネタ感想その1。ちびもすは戦闘力「3ヨシノ」らしい。いやそこは「7800万ヨシノ」だろ……マンモスなんだから。ゲーーーッ、象の超人…………

その2。「魔物」→「オルトロスが現れた」→「魔獣オルトロス」→「東京タワーの魔女」→「会長は学園の魔女」→「懲りずにきたわね、このイヌめ!」→「スカート内からミサイルを飛ばしてくる会長」、ここまで妄想が飛躍した。世界観がそれっぽいし、主人公コタロー、魔女アカネ、親友ヨシノ、割と面白そうだ。ヨシノ死ぬけど。

森の奥にあったのは……腐海のようなもの。井上さんが「虹沼」とか呼んでたけど、そんな綺麗なもんじゃないな。その瘴気に当てられてか、オルトロスは死んでしまいました。あんまん。これも人間のせいでできたものらしい。

そして帰り道、篝を追った瑚太朗が辿り着いたのは、1話でも見た大きな木の下。発売前のイメージイラストで小鳥が立ってた「聖剣伝説のマナの木みたい」という感想だった場所か。って、この感想、2008年か……。小鳥、今回も篝のこと見えてるね。確信。

そこで瑚太朗が見たイメージですが、世界を書き換えてるのだとしたら前周回の記憶だろうか。血を流して倒れているのは会長、そして涙を流して瑚太朗の体を揺すっているのは小鳥? あからさまに意味のあるシーンなんだけど、ステゴザウルスTシャツが気になって集中できん。ステゴザウルス、がおがお。

そしてラストは、新聞部の井上さんが死亡フラグを立てまくった上で行方不明に。突撃記者タイプのテンプレを裏切らないキャラで安心したぜ。果たして井上さんは暮葉シナリオのヤシマさん(レコンキスタ)のように殺されてしまうのかっ、それともフレデリック・ランカスター(フロントミッション)のように生き延びて真実を世界に発信できるのか!? 次回へ続く!

2016年8月15日(月)

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今回もぷちAA、Rewriteの項目を追加~。まずは静流を作成しました。わからないことも多いのでキャラ説明はまだない。

さて今週のアニメRewrite感想~。第7話「失われた場所」です。原作は未プレイ。

オカ研解散の報に激しくショックを受ける瑚太朗。彼にとってオカ研という場所がかけがえのないものであることはその動揺から伝わってきますが、正直言っちゃうと視聴者的には感情移入不足だ。以前(?)の瑚太朗を知る男に「真っ当な学生さんやってんだ」と言われたことなどから考えても、瑚太朗は平凡な日常を渇望していたようだ。断片的に映された前周回(?)の記憶を見るに闘いが日常だったから? 非日常に生きるRoutesの宗一が皐月やゆかりとの学校生活を大切に思うのと同じような感じだろうか。Routesアニメ化マダー?

まぁ感情移入不足については前回のオカ研活動ダイジェストを見る限りめちゃくちゃカットされてるっぽいから、ゲームでやってれば感情移入できるんだろうな~、という感想。いやぁ、こういうところは原作未プレイだと不満が少なくていいね。CLANNADの時なんて細かいところで不満を漏らしまくってたからなー。

井上さんの捜索は打ち切り。死亡確認!……ってこれ絶対死んでないよ井上さん! 前回ネタで言ったフレデリックの立ち位置になれそうなんだが……詳しくは後述。その夜、瑚太朗に忠告する咲夜ですが、要するに「森には何かあるから近寄るな」と言ってるようなもんだよね。逆効果だ。

井上さん捜索に乗り出すオカ研の面々でしたが、散り散りになったあげく魔物に遭遇! 遭遇前に瑚太朗が見たミステリアスパートナーはガイア教徒か? そして危機一髪のところで瑚太朗も知らない異能が発動しました。本人は剣って言ってるけど、どう見ても爪だろこれ。ネイやファルのレーザークローみたい。篝がハムハムしたことによって得た異能かな? ハムハムしてたの確か右腕だったし。

危機を脱した瑚太朗が見たのは、ディノクライシス!な恐竜相手に無双するルチアと静流の姿。スキル「二刀使い」で短刀を両手に持つ静流……「とっぷうぅぅーーーーぐぅぃりぃぃーーーーっ!」(声優ネタ)

魔物を操っているのはガイアらしい。ますますガイア教だ。しかし静流の回復能力は便利すぎるな。集団戦闘になったら真っ先に狙われそう。

植物系ワイアームみたいなのに襲われるも篝に助けられた瑚太朗。これで助けられたの二度目だな。そしてやっぱり小鳥は篝が見えてました。ワイアームが真っ先に狙った小鳥が『鍵』なのか? それとも篝? とにかく小鳥と篝には何か深い関係がありそうな感じ。

そして明かされる真実……朱音とちはや(と咲夜)はガイア所属! 「衝撃!オカ研は恐るべき武闘派集団だった!」 瑚太朗(上書きによる超身体能力!)、小鳥(マンモスマンを使いこなすアブソリュート・フェニックス!)、静流(短刀二刀流からの回転斬!)、ルチア(超振動剣!)、ちはや(超腕力で丸太を振り回す気功大撲殺!)、会長は……スカート内からミサイルかな?(前回の妄想がまだ消えない)

前回と今回で会長が気になるキャラランキングのトップに躍り出ました。「魔物をけしかけたのはふたり?」という静流の問いに対して「そうだ、と言ったら?」と答えるところはありがちだけど好き。ちはやの態度と咲夜の言葉からしてもそれは嘘なわけですが、嘘をついた理由はどう考えても「どうせ敵対するなら嫌われたほうがいい」だよなぁ。最後の複雑な表情もいいね。よし、次回は会長のぷちAA作ろう。

さて突然ですがここで、絶対死んでない井上さんの立ち位置予想~! フロントミッションのフレデリックってだけで通じる人がいたら握手したい。この森の真実と関わりがあるっぽいガイア。井上さんがそのガイアと接触していたなら、瑚太朗たちとガイアの……今回決別したふたりとの架け橋になること間違いなし! 小鳥もそういう立ち位置になりそうと前回予想しましたが、小鳥と同じこの立ち位置なら、立ち絵が追加されたのも頷ける話だ。はたしてどうなるかっ? 会長会長言っておいてなんですが、やはり脇役に目が行く病は健在のようだ。

瑚太朗に何度話しかけられても邪険に扱っていた(にしては、きちんと話はしていたが)吉野が、初めて自分から瑚太朗に話しかけてきた。うん、間違いなくいい奴だ。でもオープニングでの立ち位置が不吉なんだよなー、ザ・ヒーロー、ロウヒーロー、カオスヒーローって感じで三角に立ってるし。

そんな感じで日常が崩壊して次回へ続く! これまでも異能力バトルの匂いはたびたびしてましたが、今回で本格的に異能力バトルの世界に突入しました。面白くなってきた。やっぱり「普通の学園物」と思わせてからの唐突な「ずぶぅ」だったアンバークォーツはこれがあかんかったんや!

2016年8月22日(月)

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今回もぷちAA、宣言通り朱音を追加~。勢い任せで学園の魔女ver.とFPSver.も作ったよ。静流もちょこっと手直し。

そして、ずっと後回しになってたネタ物置のコンテンツ名を「ネタ蔵」に変更しました。CLANNAD→蔵等とかけて「ねたくら」と読みますが、「ねたぐら」でも「ねたぞう」でも別にいいや。今年復活第一回の補足表から少しずつ変えてましたが、今回で細部修正を含め全工程が完了。「ネタ置き場」→トップページ直下に移動しつつ文字制限で一字削り「ネタ物置」→「ネタ蔵」New! という変遷。サイト開始当初は資料室内の一コンテンツだったけど、いつの間かメインコンテンツに。SSもAAも良い経験になってます。

さて今週のアニメRewrite感想~。第8話「我が名は篝ちゃん」です。原作は未プレイ。

雰囲気が一新された今回はサブタイトルの通り篝ちゃん回でした。セリフらしいセリフもなく意思の疎通すらできないような存在に見えた篝ちゃんでしたが、ぷちメテオに衝突したショックで(?)キャラが変わってしまいました。初期の頃のフィーネ(ZOIDS)みたいな人を食った性格がいいね。コーヒーには塩……ってそういえば缶コーヒーを気にしてるシーンがあったな。記憶喪失で自分探しとか、立ち位置もフィーネっぽい。小鳥に替わる漫才の相方ポジションとなった篝ちゃんが『鍵』で、組織の争いに巻き込まれるパターンかな?

今回は対立する両組織、ガイアとガーディアンにスポットが当たりましたが、ガイアのほうは重々しく儀式的な空気を漂わせています。前回のミステリアスパートナーはガイアの人間だろうし、神王教とか地球教とか……宗教的な感じ。

朱音は次期聖女らしい。偶像っぽいネーミングだ。咲夜がマーテルと言いかけたことから考えると瑚太朗の両親もガイア所属か。前回からしてガイアは一枚岩ではないみたいだし、ガンハザードのビショップみたいな奴もオープニングでルチアと対峙してるからガイア所属っぽいし、内部分裂で自壊していきそうなイメージ。あとオープニングを見る限り咲夜は人ではなさそう。ソウルハッカーズの人型造魔みたいなシルエット。これ、ちはやを守って死にそうなんだけど……。

対するガーディアンは江坂さんやラーメン屋台にいたオッサンたちを見てるとガイアほど重苦しい組織でないように見える。オープニングで剣を掲げる江坂さんとオッサンたちがめっちゃ格好いい。やっぱバトル物はオッサンキャラがいいよな。でも西九条先生が瑚太朗に言った脅迫めいたセリフがどうも引っかかるんだよなー。ああやっていつもニコニコしてる糸目キャラは怖い。

今までは両組織と分かり合う方向で予想していた私ですが、どうもこの流れだと無理そうな気もしてくる。やっぱNEUTRALはNEUTRALでも分かり合うのではなく両方ぶっ潰すほうのNEUTRALなのか……。

行方をくらませた小鳥、静流との別れ、そして……やっぱり生きてた井上さんとの再会! 予想外に早い再会だったけど立ち位置は予想したフレデリックとは程遠い「伊集院の正体を知って狙撃された好雄」(ときめきメモリアル)でした~。ココロも一部損壊で瑚太朗の名前すら忘れている様子。よく考えたら好雄はすごいピンポイントに記憶を失ってるよな。伊集院家おそるべし。

しかしそこは情報屋としての執念からか、井上さんは瑚太朗に重要な情報を残してくれていました。伊集院レイが実はおん――ではなく、実在する魔物と風祭の暗部についての手記。なーんか井上さんこれで退場みたいな空気なんですけど……もしかして出番終わり? 主人公にメモリを託して退場とか、ゆめみの立ち位置じゃないか井上さん……。

そして瑚太朗と同じNEUTRALの道を行くと思われた小鳥でしたが、NEUTRALはNEUTRALでも第三勢力としてのNEUTRALに!? 先鋒マンモスマンだけでも4人抜きだってのに、次鋒サタンクロス、中堅プリズマン、副将オメガマン……と、スーパー小鳥(フェニックス)チームが揃い踏みッ! 前回の予想も外れまくりで面白いけど毎回新情報が多すぎて整理しきれない次回へ続く!

今週のおまけ、アニメ逆転裁判感想~。以下、ネタバレ。

これまでのエピソードは不満も割と多かったけど、逆転サーカスは良かった。シーンチョイスやアニメオリジナルポイントもいい感じ。ビンでベンを殴るところもカットしてればさらに良かった。殴る動機も原作と変わってるから余計不自然に感じる。

さて次回からは「さらば、逆転」、オオトロのあのシーンをサイコロックなしでどう描くのか? ラストは原作通りでもカタルシスあるんだけど、冷静に考えると殺人実行犯を放置したままですっきりしないんだよなー。というか個人的にコロシヤが気に食わないだけなんだけどね……主に逆転検事2のせいで。銃などという「品がなく知性も機能美もなく仁義に欠けるもの」(レーザーポインタのことかもしれないが)で冥ちゃんを狙撃するコロシヤの野郎もなんとか処理してもらいたいけど……無理かなあ。

2016年8月29日(月)

今回のぷちAA、小鳥と井上を追加~。小鳥の髪型が難しい……。

今週のアニメRewrite感想~。第9話「回り始める運命」です。原作は未プレイ。

4話で登場した瑚太朗の過去を知る男が再登場。今宮新という名前らしい。ガーディアン所属。その風貌で「……これが」って言ってたらアクセル・アルマー(スパロボ)に見えてくるんだな、これが。

篝ちゃんの要望で共に休日の町へと出かける瑚太朗でしたが、そんなふたりをマークする三つの影……今宮(ガーディアン)! ぎるとぱに(ガイアの手先)! ちびもす(スーパー小鳥チーム)! ……ぎるとぱにって書くと、ぐりとぐらみたいだな。

尾行に気づいたふたり(というか篝ちゃん)は逃亡開始。ぎるの急降下アタック+ちびもすのグレイシャーアタック+ヨシング軍団の一斉攻撃で、今宮は再起不能(リタイヤ)。ガーディアン所属なんだから今宮も異能持ちだと思うんだけど、お調子者という印象だけ残して即退場。

その後、篝ちゃんがカフェイン依存症になったり、ルチアと再会したり、ガンハザードのビショップみたいな奴に攻撃されたりしたり、ぎるとぱにを虫かごに入れたりしましたが、ここで小鳥から連絡が! 第三勢力のNEUTRALとなっても瑚太朗の味方であることは変わりないみたいで安心した。しかし超人や魔物使い相手に無双するちびもす強ぇ……さすが7800万ヨシノ。

ガーディアン、ガイアに続く新ワードは「ドルイド」。ドルイドといえば……「ひみつのぎしき」でマナを生み出す! そうか、生成したマナでマンモスやルートマンやペガサスやグリンディーバを召喚していたのかっ。衝撃の新事実! 小鳥はガーディアンでもガイアでもスーパーフェニックスチームでもなく、ノアトゥーン軍の所属だった!(わかりにくい幻獣旅団ネタ)

6話で瑚太朗のフラッシュバックに映ってたステゴTシャツの女の子はやっぱり小鳥でした。小鳥は宿り木の力でいくつかの望みを叶え、その代償として篝を守る使命を受けたようだ。瑚太朗の記憶と繋がるなら、その叶えた望みは瑚太朗に関わることだろう。手がもげてたし。

宿り木の下にあるパワースポット……まるでマグネットパワーの源泉みたいなそこから篝は生まれたらしい。アポロンウィンドウローック!的な意味での鍵なのか!? ……ネタはさておき、要するに地球の生命そのものってことかな? 衝撃の新事実!(2回目) 篝ちゃんは、ちきゅうちゃん(半熟英雄)だった!? シムアースだったらガイアだ。

小鳥の説明でガイアの能力に関する大きなリスクが判明。魔物を召喚・使役するために自らの命を削る……女神転生シリーズの生体マグネタイトに近い。ガイアの魔物使いがこれだけ大きなリスクを背負っているんだから、ガーディアンの異能にも大きなリスクがありそう。静流とルチアの話で異能は制御できないと大変なことになるのはわかったが、それ以上のリスクとなると……まさか記憶を削って異能を使うのか!?(アンバークォーツ)

そのガイアでは今まさに、マグマドラゴンのような巨大な魔物が召喚されようとしていた。召喚コストがバカ高くてマナ不足→命と引き換えに召喚を強行。この流れはガルガムン軍の「いけにえ隊」!(またまた幻獣旅団ネタ)

今回で瑚太朗と小鳥の過去が少し明らかになりましたが、余計にわからなくなってきた。てっきりCLANNADみたいにバッドエンドで一周した記憶がフラッシュバックされてるのかと思ってましたが、本当に過去なんだろうか。1話に登場した、事故死したはずの小鳥の母……そして瑚太朗の記憶がはっきりしないのは、小鳥が宿り木に望んだことと関係がある?

散々(故意に)間違えて呼んでいたその名を……ついに「瑚太朗」と呼ぶ咲夜! なかなか熱い演出に燃えつつ、瑚太朗vs.咲夜、激突必至!?な次回へ続く!

2016年9月5日(月)

今回のぷちAA、ちはやとルチアを追加~。

さて今週のアニメRewrite感想~。第10話「ただ、友として」です。原作は未プレイ。

激突必至に思われた瑚太朗と咲夜でしたが、激突は激突でも修練的激突でした。ちょっと拍子抜けだけど、朱音が言った「手を打つ」とはこれだったのかと納得。

予想外に咲夜は瑚太朗の師匠ポジションとなるようです。瑚太朗のリライト能力を知っていること、リライト能力には大きなリスクがあること、ちはやの『力』は咲夜から分け与えられたもの、そして何よりオープニングのイメージから考えて、咲夜が瑚太朗と同じような存在で、瑚太朗も能力を使い続ければいずれ咲夜のように人をやめねばならない……ということかな? ソウルハッカーズの造魔みたいとか思ってたけど、どっちかというと真・女神転生if...のアキラだったか。

咲夜に連れられて朱音と再会する瑚太朗。第1回で瑚太朗の選んだ選択は「世界」でも「自分」でもなく『わからない』でした。ほとんどの質問に『わからない』を選び最後の質問に(パンツ)『はいてない』を選べば、初期所持金と運のポイントがアップだ!(真・女神転生if...)

ガイアの次期聖女という逃れられない立場にいながらも、その場所で自分のできることをしようと決意を新たにする朱音。「たとえそれが無駄になったとしても」と、自分がどうこうしても何も変わらないことが薄々わかってるような締めくくりだ。オカ研への思いを最後に別れを告げようとした朱音を呼び止めた瑚太朗は……シリアスな場面がぶっ飛ぶ発言! よく覚えてたな、すっかり忘れてたよ。だがボインにタッチ(古の表現)は瑚太朗のおどけた励ましのようなものだったようです。別れではなく再会の約束を……精神的イケメンだぜ瑚太朗、会長も惚れてまうで。

そして森では、ぎるの寄り道のせいでガンハザードのビショップみたいな奴(名前はミドウのようだ。御堂筋か)に隠れ家を嗅ぎつけられました。このさっぱり妖精はさっぱり役に立たないどころか足を引っ張りまくってるな。

仲間のガイア連中とつるんで『鍵』もろとも瑚太朗たちを粉みじんにしようと目論むミドウ。でもガイアは『鍵』を保護(捕獲)するのが目的だったのでは? 『鍵』を粉みじんにするのはむしろガーディアン側だろ。ガイアが一枚岩ではないとは言っても、ここまでガイアの思想に反した奴がいるとは思わなかった。やっぱこいつビショップだわ。ヒャア、がまんできねぇ0だ!

そんなミドウを発見したのは、冷静さを欠いた静流に替わり森へやってきたルチア。ミドウを追跡すれば『鍵』に辿り着けるが、そうすれば瑚太朗たちが殺される……葛藤するルチアですが、それ以前にミドウを放置したら勝手に『鍵』を粉みじんにしてくれる可能性もあるよね。労せずガーディアンとしての任務完了だ。

かつて孤独であった自分の心を救ってくれた瑚太朗の言葉で、ルチアは決断する。この剣、友のために……! 超人は超人でも正義超人の道を選ぶ!

ルチアとの直接対決となるや躊躇なく溶岩で森を焼くミドウ。ルチアの超振動剣は二酸化ケイ素結晶化シールドで防がれました。溶岩の大半がケイ素だからうんぬんのセリフは、フッ素を豊富に含む蛍石を貪り食うマンモスマン「ウメーウメー」→オプティカルファイバーパワー発動、の流れを思い出して笑ってしまった。火山弾を貪り食ってマグネットパワーでも可。

それに対しルチアは手袋の封印を解いて愾慄流最終秘技を発動! 燃え盛る森が腐食するくらいなんだからミドウもその毒にやられて死にそうな気がするんだけど。

ラスト。ミドウの最後っ屁をまともに食らってしまい、谷底に消えていくルチア。まさかこんな雑魚臭のする奴にメインキャラがやられるとは……。瑚太朗や朱音、そしてちはやの「此花さん」と強調されたセリフ、走馬燈のように流れる日常、そこに届かない手……これほど強烈な死亡フラグはなかなかないぜ! 井上さんの比じゃない。はたして「死亡確認」なルチアは、男塾第二の助っ人『翔霍』として再び参戦することができるのか!?

これから起こるであろう凄惨な戦争から逃れられない立場の朱音、朱音の(遺言としか思えないような)手紙を手に瑚太朗との合流を目指すちはや、そして自分の身代わりとなり散っていったルチアのことを知った静流は……なんだか猛烈に嫌な予感がする次回へ続く!

2016年9月13日(火)

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今週のアニメRewrite感想~。第11話「カウントダウン」です。原作は未プレイ。

冒頭はガイアの、そして聖女の成り立ちについての回想。記憶と意志を延々と受け継ぎ続ける存在。先帝の無念を晴らす!というロマサガ2の伝承法みたいな感じなんだろうけど、イメージ映像を見てるとなぜかシムアントが思い浮かんでしまう。敵女王アリに勝てるまで何度も生まれ変わってダイレクトアタックし続ける力押し攻略!

長年に渡り多くの人の記憶と意志を受け継いでいった結果、聖女と呼ばれる存在は怨念に凝り固まっていったようだ。妖刀村正を持つ者が襲われる人斬りの衝動と似たような感じか? 意志力の低い者は怨霊に意識を乗っ取られる。

さて前回の予想は大きく外れて、あっさり合流したちはやと生きていたルチアを仲間に迎えた瑚太朗たち。ちはやが見てたの世界地図なんだけど……道に迷った時のために埼玉県の地図を持ち歩く究極超人あ~るのR・田中一郎並の知能なのか!?

一方、前回嫌な予感がしていた朱音にさらなる凶兆が。朱音の脳裏にフラッシュバックしたのは若い頃の桜。これが本来の桜なのだろう。今の桜は『聖女』という過去の怨霊の代弁者でしかない。そして意識を乗っ取られかけている朱音もこのままでは……。前回ちはやに託した手紙に書かれているのはやはり遺言なのか、それともオカ研会長による起死回生の秘策なのか!? 何はともあれ早く手紙を渡すんだ、ちはや! 「さすがの私でももう食べられましぇん」(寝言) ……この子まさか忘れてるんじゃ……。

ちはやが呑気に寝ている間も朱音の危機は続く。先代聖女の桜が倒れた影響もあって、朱音は『聖女』に意識を半分乗っ取られている様子。そして毒を食らったままガイアに帰還したミドウは、『聖女』に乗せられて巨大な魔物、地竜の操者になることを喜んで承諾。この時、ミドウはまだ気づいていなかった。生きていたルチアにやられるか、ダメージを受けた地竜メディウスに食われるか……どっちを選んでも自分を待ち受けているのは、恐ろしい"死"だけだということに……。清々しいまでの捨て駒役だが、こういう破滅主義者は自分が死ぬ時も狂ったように笑いそうだ。

ガーディアン、ガイア、ドルイド……異なる思想を持つ三勢力のメンバーが集った瑚太朗たちは、それぞれの勢力が思想は違えど目的は同じであることに気づく。対話で解決できるのに、なぜ多くのヒューマンはそうしないのか……篝ちゃんはそう問う。それは……妥協ができないからよ、フレア・アロー!(byリナ・インバース)

ヒューマンにも色々あることを知り、恥じらいを知り、ニンゲンの立ち位置に近づいていく篝ちゃん。地球環境に対する考え方とかリボンがうねうねしてるところとか、なんだか侵略!イカ娘のイカ娘ちゃんが思い浮かぶ。そんな優しい世界観じゃないだろうけど。

だが篝ちゃんの本質は救済者……イカちゃんならぬちきゅうちゃんなので、なにやら不吉な兆しも見えます。「良い記憶を……」ってAIRか? ムーンというネタバレ単語だけは知ってるので、月と篝が何かしら関連があるらしいことはわかる。

滅びの歌、そしてオープニング・エンディングテーマのタイトル……Planetarianと同じく世界崩壊の予感がひしひしと。はたして鍵の「救済」とはジェダ・ドーマの言う人類補完計画みたいなのか、それともちきゅうちゃんのハルマゲドンみたいなのか……どちらにせよ暗い未来しか見えないデストロイオールヒューマンズ! 誰が火星人やねん!な次回へ続く!

2016年9月20日(火)

ウォーターフェニックス新作「結婚主義国家」をプレイ開始しました。Window版。前作「一緒に行きましょう逝きましょう生きましょう」が繰り返しプレイするほどハマったので、今作も期待大。

今作の世界観は人類滅亡後の世界だった前作よりもある意味シビアです。結婚を強要される国、18までに結婚できなければ死刑。それでいて結婚できる年齢は現実と同じという恐ろしさ。

現在「独身監獄」の途中ですが、区切りごとに出るサブタイトルが印象的。主人公の昴が追いつめられるごとに心情が揺れ動くのに対し、ヒロインの桔梗はてこでも動かない固い信念を持っている。普通の状況なら昴が優柔不断に感じるところですが、死を目の前につきつけられた環境なのでむしろ桔梗のほうが異質に思えます。はたしてそんな桔梗が弱さを見せる時が来るのか? 期待しつつ読み進めます。

さて今週のアニメRewrite感想~。第12話「滅びの歌」です。原作は未プレイ。

今回はミドウが主役でした。これまでガンハザードのビショップとか雑魚臭のする破滅主義者とか書いてすまんかった。狂ったのではなく、ただ復讐にのみ囚われた哀れな人間だったんだな……。破滅を求める理由を自らの口で語ることなく文字通り燃え尽きたミドウは、私の目には格好良く映りました。漢エンド以外の鴉丸羅喉(Only you)だったよミドウ……。殺された「彼女」は復讐なんて望んではいないだろうな、と思うと余計に哀しい。

ただ、今回ミドウ以外の描写は微妙な部分も多かった。小鳥の両親についても「あ、そういうことだったのか」ってだけだし、ガーディアンのオッサンたちがひとりの命より鍵抹殺を優先しても「オープニングで格好良かったから期待してたのに微妙な役どころだな」ってだけ。脳内補完が得意な私だけど、さすがに感情移入不足だよこれじゃ。

ていうか、ちはやは早く朱音の手紙を渡せ! こんなに引きつけるんだったら朱音がちはやに手紙を託すシーンを描写するべきではなかった。気になってしょうがない。これで滅亡エンドだったら、ちはやがもっと早く手紙を渡しとけば……とかなっちゃうじゃん。

そんな中、静流の合流はなかなか良かった。やっぱり感情移入不足のせいだな、こりゃ。

今回はちはやが手紙を渡さないのが気になって気になって集中できなかったので感想も短め。オカ研メンバー集結まであとひとり! 「最後はどうか……幸せな記憶を……」、次タイトルは「救済」だろうと予想しつつ次回へ続く!

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食料貯蔵庫: ゴールデンジャムは早苗パン一覧のコメントには出てきていますが、手作りの方に載せなくていいのかな?

あと、最近アニメ見終わったばかりでゲームやっていないので、もしかするとアニメだけのものは載せてないのかもしれませんが、「どろり濃厚ピーチ味」などは選外でしょうか?(Airのアレですね) 1期1話、バイクが乱入してくる時点で春原が飲んでます。春原はあちこちで飲んでるっぽい。他の濃厚シリーズがあるかどうかは分からないですが。

通りすがりさん、メッセージありがとう!

テキスト表記されるゲームと違ってアニメやマンガの場合は名称がはっきりしないものも多いから、描写されただけで名前も呼ばれない食べ物まで載せてたらキリがないので、基本的には原作に登場したものを表記してます。早苗パンはぜんぶ書いてるけど。

そして「秋子さんの甘くないジャム」はKanonネタ、「どろり濃厚ピーチ味」はご指摘通りAIRネタ、とCLANNADとは別ゲームの小ネタなので、記載するのにちょっと抵抗があるんだよね……。春原が飲んでるジュースは他に第15回で杉坂に投げつけたティラミスジュース(リトルバスターズネタ)があります。それらはもちろんすべてアニメオリジナルです。原作では「春原がキャラメルジュースみたいな甘いものを欲しがることはありえない」と朋也に思われてるんだけどね。アニメ感想記にも書いたな、これ。

2016年9月26日(月)

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結婚主義国家、「独身監獄」と「単独結婚」をクリアしました。

「独身監獄」は途中で予想していた通りの結末でしたが、完遂するまで至らずとも楔を打ち込むことはできた……といった感じ。前回書いた通りサブタイトルに着目していたので、最後のサブタイトルに痺れた。桔梗は最後まで弱さを見せず信念を貫き通したけど、"最後"が昴と同じ場所でなかったのが残念。

そして「単独結婚」、自分ひとりの時間を得るために結婚相手の死を望む身勝手な主人公・雅文が、余命宣告を受けたヒロイン・沙羅と出会ったことで"何か"が変わったお話。終盤、無理心中な結末になるのかとヒヤヒヤしましたが、自己本位で打算的ながらも妙に律儀なところがあるこの男のことを沙羅はよく理解していたんだな、とホッとしました。このふたりの営みを想像すると微笑ましくてなんだか笑える。

さて今週のアニメRewrite感想~。第13話「君とかわした約束」です。原作は未プレイ。

最終回だったのかよ! 最終回だったのかよッ! 衝撃的すぎて二回も言うてしもうたがな。CLANNADと同じく分割だったのね。

冒頭は、何話か見逃した?と疑うほどのスーパーダイジェスト。どうやら12話が終わってから一週間のうちにイベントが勝手に進行していたようです。打ち切りでもないのにアニメ版「魁!男塾」みたいな巻き展開。さすがにポカーンと開いた口が塞がりません。

そして結局ちはやは最後まで手紙を渡しませんでした。なんのためにあのシーン入れたの? 次の周回で自分に宛てた手紙をタイムカプセルから掘り出すの?(終わる世界とバースデイ)

愛する者ひとりの命と全人類の命を天秤にかけた結果、愛する者「篝ちゃん」を選ぶ瑚太朗。瑚太朗が固執していた自分の居場所、オカ研とは一体なんだったのか……。オカ研と無関係な篝ちゃんを選ぶならこれまでのオカ研描写自体が不要に感じてしまうし、それほど激しい愛情を篝ちゃんに対して持つに至った心境がまったく伝わってこない。

聖剣伝説のマナの木みたい、とか言ってたら篝ちゃんと瑚太朗が本当にマナの木になっちゃった! 主要人物は全員死亡で光になってイデエンド。最後のフローチャートみたいなのから道筋が消えたのは、今回辿った未来がうまくいかなかったことを示してるのかな。篝ちゃんの涙が今回残した唯一のもの、と。これでアカシックレコードうんぬんとか言い出したら嫌だな……。

そんなわけでアニメRewriteはこれにて一区切り。一時的にとはいえ、こんな結末で終わらせるなんてチャレンジャーだな。CLANNADの時は明らかにそれを恐れて渚への告白を先送りにしてたし。そのせいで朋也の渚への思いが薄くなったりと、そこは不満だらけだった。

原作付きアニメは原作を知ってると、原作と比較した減点方式な見方にどうしてもなっちゃうと思うけど、プレイ済みの人はどう感じたんだろう。私は未プレイなので減点方式にならず楽しめた話も多いのですが、正直言うと今回は展開が早すぎてついていけない上に、感情移入不足な部分もあって突然キャラクターの"死"を突きつけられても心を揺さぶられることがほとんどなかった。むしろ前回のミドウのほうが揺さぶられた。

バッドエンドで締めるチャレンジ精神には敬意を表するが、これで続きが気になるかと問われれば「No」と答えざるを得ないなー。ともあれ、次はうまくやってほしい2nd Seasonへ続く!

2016年10月6日(木)

サイトの余命宣告(dionレンタルサーバサービス終了のお知らせ)を受け、先送りにしていたサイト移転を本格的に考えなくてはならなくなりました。それと関係あるようでないような話ですが、Twitterをはじめました。とらふりおん@trafurion247です。更新情報と、普段ここに書いてることの延長みたいな感じで呟いていこうかと思います。よろしくお願いします。

あと、Twitterアイコン用に作成したドット絵をせっかくだからトップページと仁科りえ個別ページにもアップしました。

さて今回も結婚主義国家、「脅迫恋愛」、「年齢制限」、「恋人死亡」、「儀式失敗」をクリアしました。

「脅迫恋愛」はタイトルに反して終始コメディ調。主人公の聖也は恐ろしくナルシストで自分中心の世界を展開してるけど、明るく前向きだし何よりアホなので憎めないどころか好感が持てた。椿が聖也をおちょくってる(ようにしか見えない)日常のやり取りが面白かった。最後もしっかりと意外なシーンがあって、今までのシナリオで一番良かった。

「年齢制限」は4歳差の信治と雛菊、この国家では禁じられた恋の物語……その序幕。昴のように決断できなかった信治。しかし彼には未来が与えられた……。

「恋人死亡」は短編連作ノベルである今作の中でも「年齢制限」と繋がりが濃いシナリオ。年齢制限のラストと、このシナリオの最初の描写がきっちり繋がって予想外ながらも「うまいな~」と唸るポイントでした。これまでのシナリオもだけど、今作は自然な伏線が多くて私好み。健一郎と茜の物語は困難な未来が想像されつつも一応の終息を迎えた。しかし信治と雛菊の物語はまだ終わっていない……。

「儀式失敗」は主人公の直樹がかなりの臆病者なので結構もどかしかった。むしろ雛菊が主役だった。直樹が勇気を持って一歩を踏み出すのに周囲の優しい人たちが総動員した感じ。聖也の溢れる自信を少し分けてあげたい。

ここまでクリアしてきて、断片的な情報やキャラ同士の関係、シナリオ間の時系列みたいなものがおぼろげながら繋がってきています。次はいよいよ最終集。1月に最初のビジュアルが公開された時から気になってて応援バナーにもしてるガーベラが登場! 楽しみな気持ちと終わりが近いのを寂しく思う気持ちが混ざったような状態で続きを読み進めます!

2016年10月19日(水)

前回終わりが近いなんて書いたけどとんでもない! 圧巻の大ボリュームで止めることなく熱中して読み続けちゃった結婚主義国家、ついにオールクリア! というわけで「婚前監禁」、「変人縁談」、「愛情試験」、「Short Story」の感想~。

「婚前監禁」は最もダークで救いがなかったシナリオ。最後のCGが精神面にグサグサきた。リアルでもつらさを引きずってしまいそうなレベルの精神的大ダメージを受けてヘコみまくり。

「変人縁談」は最後のシナリオらしい何かがあるかと思いきや特に何もなかったギャグ系シナリオ。婚前監禁でめちゃくちゃヘコんでたところをガーベラさんの全身芸には笑わせてもらいました。でもこれって「年齢制限」で信治が言ってた「悲しいはずの出来事を明るいイベントで蓋してる」現象だよな……と、時々冷静になったりもした。

ガーベラさんはKeyヒロインに近い"個性的"で純粋なキャラ。ギャップ萌えも完備しているが、いろんな意味で見ていて心配になるような放っておけない魅力を持つ女の子だった。頻繁にちらちら見える素顔が可愛い。黒髪ロング最高。

「愛情試験」は、8つの短編に登場するすべての人物に影響を与え、またそれらすべての人物から影響を受けた男と、その男に最も影響を与え、また最も影響を受けた少女の物語。

今までクリアしてきた8つの短編がひとつに繋がっていくシナリオで、短編すべての合計を上回る大ボリューム。物語にもぐいぐい引き込まれました。たくさんの人と関わることで人は変わっていく……CLANNADで感じたような、人と人の繋がりを感じる物語でした。

「Short Story」は、それぞれのキャラクターを補完するおまけシナリオかと思いきや、一部のキャラに関してはエピローグとも言うべき重要なお話でした。

10話あるショートストーリーの中で最も印象的だったのは、やはり「小百合」のお話。「婚前監禁」は精神的ダメージが甚大だっただけあって強烈な印象を残していたので、そのエピローグと言えるこの話で救われた気持ちになりました。特に「別の短編で登場したある人物」が登場した時になんとも言えない気持ちになって、画面が見えなくなってた。その後も「通り魔と名乗る男」について語られた時、「あの男はたくさんの若者を見殺しにしたと悩んでいたけど、こうやってその男に救われた命も同じくらいある」と再認識して、とても感慨深かった。

小百合の話ばっかりしてるけど、ほかもぜんぶ面白い。聖也と椿、明とガーベラさんの話は笑えるし、雅文と沙羅の話は本編の補完として嬉しい。そしてラストは、締めにふさわしい余韻のあるハッピーエンドでした。

さて、4回に渡って感想を書いてきた「結婚主義国家」、一言で総括すると……最高でした!

8つの短編が最後のシナリオでひとつに繋がっていく……ジグソーパズルのピースが組み合わさった時のような快感。「脅迫恋愛」で椿が例に挙げていた「点と点を線で結ぶ」……そんな伏線回収に脱帽。何気ないシーンやセリフが実は繋がりを示す伏線だったり、短編だけでは違和感のあったところが実は伏線だったりと、散りばめられた伏線が明かされていく展開がとても心地良かった。

すべてがわかった状態でもう一度最初からプレイしたいと思った。ストーリー物でオールクリア後すぐに再プレイしたくなった作品は初めてかも。

物語は、絶望的な世界観ながらもキャラクターがみんな「生きている」と感じました。好きなキャラは……ていうかみんな好きなんですが(一部憎まれ役を除く)、やっぱりガーベラさんかな。狐面装着前の冊子で顔隠して涙目になってる立ち絵が好き。ぶわわっ。最初見た時はサナララの希未みたいに見えて笑っちゃったけど。

ペアとして好きなのは「聖也と椿」、作中でも随一のラブラブカップルです。あとは「信治と雛菊」、作中でもプレイヤー視点でも、最も長い時間をかけて付き合ってきたカップルなので感情移入度は一番。

CG・立ち絵は、Rさんの描く「泣き顔」、「複雑な表情」、「笑顔」が前作から好きだったので大満足。一番印象に残ってるCGはネタバレなのでボカしますが「以前感想で書いたことを覆した桔梗のCG」で。立ち絵はガーベラさん全般。ちょこまか動いて可愛い。

システム面はいまいち。前作と一緒。メッセージウインドウの透過度が変えられないせいで、ウインドウを消さないとCGの全容が見えないのが難。一部CGは大事なところがウインドウに隠れてるんだよね。あと環境依存かもしれないが、勝手にメッセージスピードが最遅になる時がある。

次に音楽。かなり多くて、50曲以上ありそう。シナリオによって曲がほとんど違うおかげで雰囲気も異なってくるし、キャラクターごとに曲がある(っぽい)のも嬉しい。ピアノ曲が多めなのも私好み。クライマックスで前作「一緒に行きましょう逝きましょう生きましょう」の曲「向こうへ」のアレンジ(?)が流れたのは嬉しい演出だった。

好きな曲は「洋一」、「雛菊」、「幼き日の信治と雛菊」、「桜」、「聖也」、「大きなオレンジ」、「我はガーベラ!」。曲名は私が勝手につけました……というか、なぜ前作にあった音楽鑑賞がないんだぁっ!(血涙)

勢いに任せて長々と書いちゃったけど、それだけ面白かったということで。Key作品好きの人ならプレイして損はないと思う。このボリュームで720円は安い!と感じた。体験版もあるからお試し可能だよ。

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おひさしぶりです。

最近は忙しくてサイトを見る機会が少なくなってしまいました。

ここに来てドット絵とはCLANNADの新境地を見たように思います。

Twitterはやってないので気持ちだけフォローということで、ちょくちょくブラウザから見に行きます。

つぶやき楽しみにしていますね。

シーバスさん、メッセージありがとう! お久しぶりっ。メッセージを送ってもらえるだけでめっちゃ嬉しいですよ~。

絵心がなくてもドット絵なら……なーんて甘く見てました。一週間以上かかった。

RSSと同じ更新情報発信ツールとして、雑記の延長みたいな感覚でTwitterをはじめてみましたが、基本的にゲームやマンガのことばかり呟いてます。CLANNADについてはサイトで語り尽くしちゃっててなかなか呟くことがない……。

Twitterはコンテンツとしては読みにくくて不便ですが、見てもらえると嬉しいです!

2016年11月24日(木)

もうちっとだけ続くんじゃ。

……というわけで、サイトを移転しました。新URLはhttp://clannad247.html.xdomain.jp/です。

dionサービス終了までまだ猶予があるので(2017年10月31日終了)、しばらくはダブル更新でいきます。

ついでにスタイルなどをちょこっと修正。いつもの自己満足です。HTML5にしようかと思ったけど、IE8(XP)がもっと淘汰されてからにする。それとスマートフォンでの閲覧にも対応しようと基本的な部分だけ導入してみましたが、実機で確認できないのが難点。今回追加した部分だけでなく、カーソルのクリックと指先のタップとの違いによるリンク間隔を変更しないといけないような気がするけど……手間がかかりそう。何か不便がありましたら伝えてくれたら(実機未確認でも可能な範囲で)対応したい。どっちにしても現状はPCでの閲覧を推奨。

移転したところでそれほど変わりませんが、マイペースで更新していきたいと思います。引き続き、にしなどをよろしくお願いします。

2016年12月24日(土)

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通算5作目となる渚誕生日SS「だんごリバイバル」を公開しました。渚SSというより岡崎家のだんご大家族SSだけど。

朋也と渚、汐の幸せな未来を想像し続けて十数年……岡崎家関連だけでも結構SSを書いてきました。私の想像する未来に何かひとつでも共感できるところがあったなら嬉しいです。

2016年12月31日(土)

2016年もついにラスト一日。上半期をリハビリに費やしてしまった一年でしたが、サイトの移転も無事完了して一安心です。

今年一年、にしなどを見てくれて、拍手やメッセージを送ってくれてありがとうございました。

良いお年をお迎えください。

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最後が気持ちよかった(コナミカン)

ゲッターろぼさん、メッセージ&簡単メッセージありがとう!

SSの読後感の良さは結構気にかけている部分なので、そう言ってもらえてとても嬉しい!