247℃雑記 2020

2020年1月1日(水)

あけましておめでとうございます。

今年も「にしなど」をよろしくお願いします。

サイト公開から長い坂道を登り続けて早13年……。光の総数と同じ年月が経過しました。

これからも坂道を一歩一歩登り続けていけたら、と思います。

毎年恒例の鏡だんごを飾った正月仕様のタイトルで、にしなど2020スタートだ!

2020年5月10日(日)

CLANNAD意欲の自然回復を待っていたらいつまで経っても何もできそうにないので、そんな時はCLANNADをプレイするのが一番効果的!というわけで……今回はサイト公開前に途中放棄した多数のファイルの中から、共通シナリオの個別シナリオ確定までの全選択肢攻略に着手! 共通シナリオ 詳細攻略を公開しました。

ゲームブックの選択肢は入れ子になりすぎて小さい画面だと読めないレベルで縦に膨らんでしまったので、別枠にして枠を広げました。

それなりに確認したとはいえ、取りこぼしやミスがないとは言い切れないので、何か気づいたことがありましたらお気軽にお題箱へメッセージください。

2020年9月8日(火)

AIR20周年! 公式通販で発売二日前に届き、二日間ぶっ通しでプレイし続けて発売日にクリアした思い出深いゲーム。

ただ、CLANNAD MEMORIESの攻略順でも書いたけど最初が美凪バッドだったこともあって、初回プレイの印象はぼんやりしててCLANNADほど記憶に残ってない。美凪バッド→美凪→観鈴→佳乃という、初回プレイとしては最悪な順番でクリアしたと今でも思う。

その後、移植時に再プレイした際の印象も付加すると、物語全体としては好きなところと合わないところの差が激しい感じ。CLANNADも割とそういうところあるけど。

それでも晴子の不確定名「女」が「母」に変わったところとか、かなりぐっと来てめちゃくちゃ印象に残ってる。あと、そら編で往人が法術焼きそばを作り出した時とか、CLANNADばりのテキスト変化に感動したな~。

曲も印象に残ってるのが多く、「夏影」、「虹」、「縁」、「蝉衣」が大好きです。

てなわけで今回は、超久しぶりのSSだよっ。

AIR20周年の今日を締め切りに決め、猛暑に苦しみながらも辛うじて完成したAIRクロスオーバー汐SS、汐のぶらり旅日記 ~夏~を公開しました!

前作の春公開時から話の流れは決まっていながらも、ずるずると引き延ばして気づいたら二年も経っているという……。きちんと締め切りを決めてひとつのSSに集中しないと、思いついた未完成のネタばかり増やしていってもSSとして完成しなかったら意味ないな~。

何はともあれ、SSがまたひとつ完成してめでたい! AIR未プレイの人には申し訳ないけれど、久しぶりのSSなので楽しんでもらえたら嬉しいです。

メッセージありがとう! お題箱の返信だよ~。

更新お疲れ様です。

共通ルート攻略を読み、昔攻略サイトを見ずに各ルート攻略目指していたのを思い出します。

攻略対象以外と関わる必要があるのが難しかったですね。

初プレイ当時から10年以上経って振り返ると、当時と今の自分の変化が感慨深いです。

シーバスさん、メッセージありがとう!

今回公開したページは当時の攻略メモを元に共通シナリオの選択肢を書き出して条件をまとめたものですが、数年前に自分が書いたものなのに読みづらかったり条件間違いがあるような気がしたりなどして、結局もう一度自分の目でプレイしながら確認することになったので案外苦労しました。

そして初プレイ当時と今の自分にほとんど変化がない事実に「ブレーキが壊れた自転車のように、走り続けていくんだろう」という朋也の独白がまたしても頭をよぎって無駄にダメージを受けました。このフレーズはインパクトあるなー。

2020年10月16日(金)

今年は雑記をぜんぜん書いてないので、数年ぶりにアニメ感想を書いていきたいと思います。神様になった日、前情報とか一切ない状態で前作(?)のCharlotteも未視聴だけど大丈夫かしら?感想~。

第一話「降臨の日」あらすじ。

成神陽太は、自称「全知の神オーディン(本名・佐藤)」のヘンな少女と出会う。

未来視の片鱗を見せた少女曰く、この世界は30日後に終わるらしい。

いろいろあって少女と共に過ごすことになった陽太。世界の終わりまで、あと30日。

「バスケしようぜ!」シーンからスタート! こういう描写はシュートが決まるところが見所なんだけど、そこをカットしてシュートが決まったかどうかわからなくしたのは意図的なものなのかな? 例によって深読みしすぎな気もするが。

陽太が休憩中に現れたのは……一人称「わし」で「~じゃ」なロリだった。智代アフターD&Tの魔術師ともを彷彿させる喋り方。テンションの高さとボケツッコミは風子だけど。

そういや智代アフターに「さっき神になった」って選択肢あったな。オーディンちゃんは「全知」だけで「全能」ではないので、智アフのそれみたいに海をフルーチェにはできないな。

オーディンは、女神転生シリーズを始め様々なゲームやマンガ等に登場する知名度が高い北欧神話の主神。個人的にはFC女神転生の印象が強い。クリシュナ・ウォンロン・ガネーシャの三体セットで消費マグネタイトがゼロになるから普段は呼ばないけど、ルシファー戦では活躍してた。

全知と言う割にはバスケも競馬も知らないオーディン佐藤ちゃん。でもコンビニや夏目漱石や野球用語は知ってるというチグハグっぷり。それでも陽太の考えを先読みして言ったり、ノリツッコミしたりと、私的風子脳内設定と同じ頭の回転の早さは感じられる。

その野球対決のシーンだけど、単なるギャグなのか、野球描きたいだけなのか、それとも何らかの布石なのかは微妙なところ。陽太が4球目を無理にでもファールに持っていけば5球目があったわけですが、佐藤ちゃんはぜんぶ「見逃せ」と仰る。結果「不運じゃったな」と言ってるから、全見逃しでも5球目があった世界線が存在するのか? それだとまたループしてそうな世界でアレだけど。

そんな未来視の的中率バツグンのオーディン佐藤ちゃんが申すには「愚かな人類の選択のせいで世界は終わる」らしい。同じく夏に世界が滅亡する「終わる世界とバースデイ」を思い出した。あっちは××××(ネタバレ)だったが、こっちはどうなのか? いろいろ予想できて楽しいんだけど、泣き要素に固執した展開にはなってほしくないなー。個人的には麻枝さんの作品に「心の揺らぎ」みたいなものは期待しているが、泣きを求めたことは一度もないし。

総括~。ボケツッコミがテンポよくて良かった。しゃべくりメインのギャグはアニメだと不向きなんですが、すごい勢いで喋っててもセリフがわかりやすくて「何言ってるかわからん」にはならない感じ。図書館放り出されたところが一番笑った。

今回登場したメインキャラは四人。お人よしで面倒見が良い陽太、自称神のオーディン佐藤、陽太の親友っぽいバイクメン、陽太の思い人でマイペースなイザナミさん。それぞれの人となりがきちんと伝わってきた。だいぶ前にAngel Beats! 感想で書いたけど、一話から十人くらい登場して誰が誰だかよくわからん状態でスタートした「Angel Beats!」と比べてわかりやすくなってて良いね。自分のペースで文字を読み進められるゲーム媒体と違って、アニメは情報をセリフに詰め込みすぎるとわけがわからなくなっちゃうから、この調子で情報を小出しにしてもらえると脳への負担が少なくて嬉しい。

というわけでまだまだ序の口、俺たちの滅亡はこれからだ! 次回へ続く!

2020年10月22日(木)
ひな
「毎週水曜はオーディンの日じゃ! 敬うがよいぞ」
陽太
「おでんの日?」
ひな
「オー!ディン!の日! おでんの日は2月22日と10月10日じゃ!」
陽太
「うわ、すごい」
ひな
「ふふん。全知の力、思い知ったか。さぁ存分に敬え」
陽太
「おぉ~よしよし、偉いねぇ」
ひな
「はっはっはっ……って敬ってねぇ! ペット扱い!」

毎週水曜はオーディンの日!小ネタは書けたけど、感想は間に合わなかった。私の環境では視聴が最速でも水曜の夜なので、即日は厳しいな。まぁどっちみち真の最速は土曜なんだから急いでも仕方ない。

てなわけで、これからは毎週木曜はトールの日!になんとかアップしたいと思う神様になった日、感想~。

オープニング。気になるポイントは……智代アフターのパケ絵ポーズで時計回りに回るひな、ロゴにもいる金魚、花火→ひな以外の主要人物が消える→海。

第二話「調べの日」あらすじ。

陽太の家族にもあっさり受け入れられた佐藤・オーディン・ひなちゃん。

神様プロデュース・ラブラブ大作戦の結果、伊座並さんといい雰囲気になる陽太。しかし、あと一歩のところで足踏みしてしまうのだった。

その夜、帰宅してきた妹に異変が……。世界の終わりまで、あと24日。

空と大地と時と太陽、我ら成神一家! でも名前としては普通だし、親目線で考えても春原兄妹みたいに兄と妹で繋がってる良い名前だ。

そして我が名は佐藤・オーディン・ひな! ひなと言えば根元陽菜くらいしか思い浮かばないんだけど、現状そんなランキング上位の名前なのね。

ひなの「いい思い出はないのう。そんなのがあれば、ひとは幸せでいられるんじゃろう」というセリフは『これからいい思い出を作って幸せになる』ってことかな。

RPGをプレイするひな。今は3Dゲーが主流。ドラクエ8の最初の町を探索しただけで酔った私に3DのRPGはキツい。でもデュープリズムや新宿の狼みたいにアクション要素が大きいものは酔わないことが多いから、結局ゲームによるんだろうなー。

RPGのレベルに関する定番の疑問に対し「伸びしろ」の有無で答える陽太。「神の全知」というチートを使っているひなと、今回の行動含め割と努力家なところのある陽太との対比……もあるだろうけど、世界観的に前回挙げた「終わる世界とバースデイ」を思い起こされるシーンだ。

陽太の両親は、ひなの素性をある程度は知っているようだ。眠るひなを見つめるふたりの表情は優しい。

伊座並さんと陽太の過去。学園のマドンナってなんか古くね? アイドルのほうが。

翌日、ひなによる秘策・陽太と伊座並さんのラブストーリー開始! 空の要望に応え、陽太(シスコン)が自主映画撮影に挑む!

神様プロデュース・映画撮影でラブちゅっちゅ大作戦! 「そのプロデューサーが最大の不安材料なんですけど」なシーン。元ネタは知らないけど、最初のは岡崎朋也プロデュースで「命を捨てて地球を救う宇宙飛行士のように」昼食に誘う春原そのものだった。そこもそれが元ネタなのかも。

しかしお父さん付き合い良いな。淡々と「お父さんは暇なの?」とツッコむ伊座並さんが面白すぎる。

次なる神様プロデュースは……作曲アピールでラブちゅっちゅ大作戦!

試し弾きしすぎなふたりを温かく見守る楽器屋のおじさん、すげぇいい人だ。

いよいよ本番! 懸命にピアノを弾く陽太の思いを継ぐように、伊座並さんがピアノを弾く。ふたりの初めての共同作業だった。

いい雰囲気のふたり。再度の告白チャンス! しかし陽太にはまだ告白するためのレベルが足りなかった……。

夜。不吉な予感と同時にチャイムが鳴る。そこには傷ついた空の姿が。

空はなぜ傷ついているのか? 順当に考えると、自主映画撮影で映ってはいけないものが映っていて……と、ここまで書いたところで、はたと気づいた。それ、メガゾーン23じゃねーか! まさか前回陽太の親友が乗ってたバイクが人型機動兵器に変形できるんじゃ……。

それだと空が惨殺される(割とトラウマ)のでなかったことにしたいけど……Angel Beats!でも三話でひとり消えたから不安な次回へ続く!

エンディング。電脳空間(?)を泳ぐ金魚。ネットダイブ! 誰もいない陽太の部屋、カラの金魚鉢、空飛ぶ金魚の影。ぎょぴちゃん!

2020年10月29日(木)
ひな
「毎週水曜はオーディンの日じゃ!」
陽太
「えっ、本当に毎週やるの? これ」
ひな
「当たり前じゃ! 世界が終わるまでやる!」
陽太
「あと17日?」
ひな
「いや、あと9週」
陽太
「えぇ……。途中で世界終わってない?」
ひな
「なんなら終わってもやる。ヴァルハラから生中継でやる」
陽太
「むちゃくちゃ言ってるな、この子」

毎週水曜はオーディンの日。ひなは「神に家などない」とか言ってたけど、よく考えたらオーディンの家みたいなもんだよな、ヴァルハラ宮殿。

てなわけでアニメ本編はキャラ掘り下げがまだ浅い段階なので、アニメCLANNAD感想時の出番チェッカー杉坂みたいに毎週リアルタイム小ネタを書いてキャラを掴もうと考えてます。果たしてあと9個もネタが思いつくのか? 自分でもドキドキです。

ついでにオーディンの日の説明もしておこう。オーディンで検索すると大抵のところに書いてると思うけど、水曜日という言葉の源がオーディンの日だと言われています。ウェンズデイと発音するせいでスペルミスしやすい英語の水曜「Wednesday」も「Wodin(オーディン) es(~の) day(日)」と覚えれば間違えにくいかも。

前置きが長くなりましたが、今週も神様になった日、視聴後のハイテンションな勢いまかせで別作品名が飛び出すことも多くて知らない人はごめんね感想~。

第三話「天使が堕ちる日」あらすじ。

空の先輩のラーメン店を救うため、例によって神様プロデュースのフード・コンサルティングに挑む陽太。

再生請負人としてテレビ番組に放送することで作戦は成功! 取り立て屋を撃退し、借用書を取り返すことにも成功する。

一方、その放送を見ていた謎の少年の正体とは……? 世界の終わりまで、あと17日。

傷ついた空、その原因は……メガゾーン23じゃなくて喧嘩ラーメンでした。いや~よかったよかった……よかったの? 世界観に関わるかもしれないくらい気になる引きだったから、安心したような肩透かしなような……。

空の「~だし」という妙な語尾(ひな談)はキャラ付けだろうけど、真っ先に大室花子が浮かぶから新鮮味が薄く個性としては弱いな。

パパは仕事がある! 今回の笑ったポイント。いや~よかった、お父さんはずっと暇なわけじゃなかったよ伊座並さん。前回陽太に付き合ってくれた日は夏休みだったのだろう。ただ、別に言わなくてもいいセリフではあるから、お父さんの「仕事」に何かしら意味が生じる可能性も。

前回の映画撮影で演技に自信がついたのか、やたらと芝居がかった陽太のフード・コンサルティング。ラーメンハゲこと芹沢サンが藤本クンにネット戦略を潰された後、やらせくさいテレビ番組でお涙頂戴の小芝居やってたシーンを思い出した。ただ、今回は前回以上にオーバーアクションかつ勢いよく喋りすぎてる感じで、何言ってるのか聞き取れない部分が結構あった。

最後の仕事は……今回登場した先輩が「じんぐうじ」なだけに探偵神宮寺三郎シリーズが思い浮かぶ取り立て屋とのバトル。「時の過ぎゆくままに…」など作品によっては神宮寺がボクシングスタイルで敵と闘うのですが、それを答え見ながらやってる感じ。左によける→左フック→右ストレート→右によける→左によける→右ストレートってね。

そして今回、重要人物っぽい鈴木少年が登場。デジモンカイザーとか名乗り出しそうな天才少年ですが、皮肉めいた言い回しや口の端を吊り上げる嫌な笑い方に反して、迷子を捜す手助けまでしちゃうし、こういうタイプにしては珍しく最初から好印象。

エンディングには「鈴木央人」とある。ひろと? 音読みしたら「おうじん」だし、オーディンを名乗るひなと関わりが深そう。佐藤と鈴木だし。

ギゾクの奥の手、ぬすみさん(逆転検事)を彷彿させる鈴木少年のオーディンシステム(仮)。手袋と髪飾りでアクセスしてハッキング情報を得てるみたい。そしてモニターは常人には見えない? ひなも同じシステムを使ってるように思える。修道服というか被り物を取らないのもそういう理由からか?

すべてを暴く者、フロイド・リー・鈴木央人の登場により、佐藤オーディンひなの秘密が暴かれてしまうのか? 「世界の終わり」が電脳世界や仮想現実やゲーム世界の可能性も高くなってきたけど、まぁその辺はどっちでもいいや次回へ続く!

2020年11月4日(水)
ひな
「毎週水曜はオーディンの日じゃ! WednesdayWodin es day と覚えればよいぞ」
陽太
「英語の授業みたいに言うのやめて」
ひな
「なぜじゃ?」
陽太
「はぁぁ……高3の夏にこんなことばかりやってていいのか僕は……」
ひな
「人生に無駄なことなどないから安心しろ」
陽太
「受験勉強は無駄って言ったのひなでしょ!」

毎週水曜はオーディンの日まとめ。今月から少し時間ができてオーディンの日にアップ可能になったよ神様になった日、感想~。

第四話「闘牌の日」あらすじ。

恒例になった神様プロデュース、今回は麻雀。

陽太は場荒らし的な独創麻雀で弁護士・天願賀子に気に入られ、付け狙われることになった。世界の終わりまで、あと13日。

ポンチーカンポンチーカン、鳴きまくれ~♪ アガーったもん勝ち、でも役な~い♪

てなわけで個人的に笑えるか笑えないかで言っちゃうと笑えないけど、麻雀知らない人が見ても「なんか知らんけどすごい」という勢いまかせのハッタリギャグっぽい今回。ただ前回のラーメンも前々回の映画も同じようなハッタリギャグ寄りなので、その点においてはワンパターンかもしれないが。

笑いのツボは人によって大きく異なるからその辺はまぁ置いといて、違和感があるところだけはツッコんでいきたい。今回の新キャラが弁護士なので、逆転裁判ばりにムジュンを「つきつける」ことにする。「異議あり! なんとなくですが」(by風子)

今回の違和感、それは「陽太が麻雀を知らない」こと。この大きな違和感が今後『終わる世界の秘密』に関連してくればいいんだが……。

陽太が麻雀を少しは知っていたら、ここまでの違和感を覚えることはなかった。リーチを知らない、白も知らない。このふたつのネタのせいで常に違和感がつきまとうことに。

まず初心者は全自動卓でも最初に何したらいいのかわからないと思うが、その辺はさらっと流された。そして「点棒がなくなった……とにかくアガらなきゃ」というセリフに引っかかりがあって、その違和感は最後まで取れなかった。それなりに麻雀の経験がないと、このセリフは出てこないと思う。しまいには麻雀を完全に知ってる前提のハイテイやフリテンを絡めた小粋なジョークまで飛び出すし、陽太の麻雀知識はどうなってんだ!?と終始チグハグな印象だった。「ひなから部分的に教えてもらった」という補完だけではこの違和感が拭いきれない。

次に賀子ご要望の「独創性」ですが二色同順は三色同順、途中まで通貫は一気通貫、不純チャンは純チャンが前提の役なので別に独創的ではないよなー。スキップやリバースはUNOのを持ってきただけだし。

東西南北はギャグマンガ日和の麻雀で「中(なか)」を追加したやつのほうが個人的には好き。白を引いた反応もギャグマンガ日和のそれと似てる。ドラ隣とか無限立直は割と新鮮で面白かった。必殺……月面リーチ。

結論~。陽太のやってることは客観的に見ると場荒らし以外の何者でもないんだけど、ルールはぜんぶ賀子の気分次第なので、観戦している主催者を楽しませるための接待麻雀っぽい杏仁豆腐、といったところか。要するに「茶番だあぁぁぁーーーーーーーーーっ!!」(by謙吾)

あと前回から思ってたことだけど、陽太はずっとひなの指示に従って行動してるだけで能動的じゃないというか、ひとりの人間としての躍動のようなものがあまり感じられない……って、なんかデジャヴがと思ったらRewriteのTerra感想で同じようなこと書いてた! 関係ないけど「私はロボットではありません」認証はマジでクソだよなー。

さてツッコミはこのくらいにして、今回の重要ポイントはむしろ鈴木少年のくだりか。「愛の数値化」で朋也と渚の会話を思い出した。渚の愛情度はずっと満タン。

ひなはコオロギ博士と関係があるんだろうな。あと、賀子とCEOの外見が身に着けてるもの含めてなんか似てるのは単なる偶然? 姉妹だったり同一人物だったりしない?

そういや鈴木少年って、同じ麻枝さん作品のアヒト(ヒビキのマホウ)にちょっと似てるな。ベビーカステラ好きとタコ焼き好き。

RPGもずっとプレイし続けてるし、やっぱりゲーム世界や電脳世界や仮想現実が関わる部分も少しはあるのか? 鈴木少年の居る世界と陽太たちの居る世界が別世界って可能性もあるかもな~。

とりあえず前回と今回で陽太の名声(悪名含む)が董卓ばりに跳ね上がったのは間違いない。それが今後どのような影響を及ぼすのか? 前回と今回の無茶苦茶は意図してやってるものと思いたい次回へ続く!

メッセージありがとう! お題箱の返信だよ~。

にしなど見ながら昨日トゥルーENDみました。こんなに愛のある攻略サイトはないと思います。PC初回限定版を10年以上積んでいたのですが(Airも好きだったので、色んな意味で本作を終わらせてしまうのが怖かった)今回にしなどに沿ってプレイして良かった。違う順序だったらこんなに思い入れられなかったかもしれません。

そのままPC版でやるか声もあって持ち歩けるSwitch版を買い直すか悩みましたがこれもにしなどでシナリオ等に殆ど差異がない事を確認できたのでSwitch版でプレイしました。

今はCLANNADアフターの余韻に浸りたいので智代アフター少し時間を置いてプレイしようと思います(じゃないと古河一家への罪悪感がプレイの邪魔になりそうで)。

攻略以外のコンテンツも読ませて貰ってます。今後も頑張って下さい。

追伸

「私がモテないのは…」の舞台は私の母校(と、その隣にある別の学校)をモデルにしてます。にしなどの管理人さんが読まれていたというのは何かの巡り合わせみたいで(にしなどを介して、光坂高校とうちの母校が結びついたみたいで)感慨深かったです。

追伸2

私も仁科さんコンビ好きです。なんなら藤林姉妹シナリオかゆきねぇシナリオを無くしてでも仁科さんシナリオが欲しかった…

脅迫者杉坂もシナリオ全体通したらむしろ好きです。杉坂の心境が変化していく様子も細かく描かれてたらよかったな…って思います。

CLANNADの町と同様、インターネットも変化していきます。簡易ブログやtwitter、SNSが主流になる中、にしなどみたいな、個人の愛情で構築されたサイトは懐かしくさえ思えます。

素晴らしいサイト、本当にありがとうございます。

メッセージありがとう! CLANNADクリア、おめでとうございます! 攻略がお役に立てて嬉しいです。

さらに、過分にお褒めいただき、ありがとうございます! 攻略以外のコンテンツも楽しんでもらえたら嬉しいです。

攻略順は、自分のクリア順が物語を楽しむ意味では最悪だったことをCLANNAD10周年の時に改めて思い返し、ストーリー重視で考えたんだったなぁ……と懐かしく思います。椋の印象が悪くならないように藤林姉妹と勝平の間にことみを挟んだりとか。

智代アフターは、CLANNADのオールクリア後の追加要素をまだ見ていないなら見た後でプレイするとちょうどいいかも。

「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」は同作者の「ナンバーガール」から広がることでハマりました。うっちーの「キモい」が徐々に変化していくところが特に好き。好きな作品の舞台が自分に馴染みある町や学校というのはいいなぁ~。

仁科・杉坂コンビを好きになってもらえて嬉しい! 仁科シナリオに関しては望みを持ってた時期もあったんですが、自分の理想と異なる可能性があるため「仁科りえシナリオを追加してほしい。でもやっぱり追加してほしくない」という二律背反した結論に。好きすぎるマンガのアニメ化が決定した時みたいな心境。今は「吸血鬼すぐ死ぬ」がそんな感じ。

長くなりましたが、自分で確認できないプラットフォームのクリア報告はありがたいので、攻略のスペシャルサンクス欄に追記したよ。ありがとう!

2020年11月11日(水)
ひな
「毎週水曜はオーディンの日じゃ!」
杏子
「確かに今日は水曜だけど、それでなぜ私?」
ひな
「パターン化を防ぐため、じゃな」
杏子
「オーディンの日ってどんな日なの?」
ひな
「自称オーディンのわしを敬う日じゃ!」
杏子
「おぉーよしよし、偉いねぇ」
ひな
「結局陽太と同じ反応じゃねーか! おまえら早よくっつけ!」

毎週水曜はオーディンの日まとめ。今週の神様になった日、略して神ナビ感想~。

第五話「大魔法の日」あらすじ。

神様プロデュース、伊座並家のわだかまりを解決。世界の終わりまで、あと11日……。

まず最初に……今回が三話でよくね? 前回と前々回で登場した新キャラも出ないし、二話の引きも映画撮影直後である必然性なかった。前回のテンション高い伊座並さんも今回より後のほうが自然だ。

この辺は最終回までなんとも言えないけど、現状ではただ新キャラが登場しただけでキャラの掘り下げや感情移入に繋がる描写もない前回と前々回は不要どころか邪魔にさえ思えるのが難。ほとんど陽太がひとり芝居やってただけだからなー。

母の墓参りに父を誘う伊座並さん。伊座並父は十年間、妻の墓参りに一度も行かず仕事以外に外出もせず引き篭もっていた。陽太と伊座並さんがピアノ弾いた時、父も家に居たんじゃ……と見直してみたがまったく映ってないな。一瞬シルエットが映る程度でもいいから描写しておけばいいのに。

カレンダーに「地球最期の日♥」と書かれてる。ひなが書いたのか。世界じゃなくて「地球」か……電脳世界や仮想現実じゃないのかな?

恒例の神様ミッションスタートだ! 伊座並父を家から連れ出すため、陽太はひなに引きずられて伊座並家へ。

選択肢「散歩に誘う」を選ぶ→セーブデータをロード→「魅力的かつ刺激的に誘う」を選ぶ→ロード→「娘の誕生日プレゼント選びに誘う」を選ぶ。三択で二回もミスる陽太であった。いちいち最初からやり直さないと気がすまないのは春原と一緒だ。

伊座並さんの誕生日は8月29日。その日に陽太と結ばれる→だが二日後、恐るべき事態に――という流れか。

久しぶりに日光を浴びておかしくなったのか、急に次々と飯を食い始める伊座並父。過去語りに持っていくためだとしてもキャラ付けとしても、不自然とまでは言わないが強引な気がする。ストーリーよりもキャラクターを重視する私としては、展開にキャラが引きずられているように感じた。

ひなに指示され、伊座並さんに魔法のケータイを渡す陽太。魔法のケータイからは、ひな扮する母の声が。ハーデスのお気に入り? それなんて「コレットは死ぬことにした」? 伊座並母の職業は薬師なの?

死者からのビデオメッセージで特捜ロボジャンパーソンのセーラを思い出した。ビルゴルディはツッコミどころもなく格好良い巨悪強敵だったな。

母の言葉で明るさを取り戻す娘、そして父。いいシーンなんだけど、どうもしっくりこない。割り切れってことだろうけど、個人的には親しい人に「死んだら忘れろ」なんて言われたらジョークでもつらすぎる。ママレード・ボーイで「遊のことを忘れさせてやる」と言ったマイケルでなく「忘れなくていい」と言った蛍を選んだ光希を思い出した。忘れなくていいよね、うん。

伊座並母がそういうジョークを普段から言うような明るい人で、その言葉の奥にある何かを娘は受け取ったんだろう……と解釈したけど、そもそも伊座並父も母も今回が初登場なので、どんな人物なのかほとんどわからないんだよなー。

感情移入が足りないからだろうと、父を朋也、母を渚、娘を汐に置き換えて考えてみたら余計に酷くなった。朋也が渚が亡くなったことを自覚して娘と共に生きていく決意をしたシーンは、痛みを伴っても現実を見据えて前に進むって感じだからなー。伊座並父は後ろ向きでも娘をちゃんと育てているので直幸寄りか。

そして、ひなの心にも変化の兆しが。神が恋を知る……それなんて「世界か彼女か選べない」? それだと陽太と杏子の間に生まれた娘の名前がひなになりそう。

てなわけで反魂香を使って復活した伊座並さん、お礼にイザナミの衣がもらえる次回へ続く!

メッセージありがとう! お題箱の返信だよ~。

Charlotte以来の麻枝さんのアニメ、神様になった日始まりましたね~。

麻雀ネタはAngelBeatsにもありましたし、麻枝さんが好きなんですね。

第3話で空に対し、「前回助けてやった」というような発言があり、ループものなんじゃないかと想像しています。

関係ないですが、AngelBeatsのゲーム2nd beatはいつ発売するんでしょうか。さすがにもう開発していないですかね・・・

シーバスさん、メッセージありがとう! Charlotteはその時期に入院していたので見られなかったのですが、今作はリアルタイム(四日遅れ)視聴で追っていけそうです。

第三話の助けてやった発言は「空の夏休みの課題である自主映画撮影に脚本を書いて協力した」ことだと思う。実はダブルな意味が……という可能性もないとは言い切れないが。一話の感想でも書いたけど、個人的にループ展開は食傷気味なのであまり……。

ゲームAngel Beats!は実質凍結なんじゃないかな。はっきり発売中止を宣言してはいないと思うけど。

私はKEY 10th MEMORIAL BOX即バラ売り等のダメージもあって買い控えてたけど、シーバスさん含め1st Beatを買った人のお気持ちは察するに余りあるものがあります。この件はさすがにメーカーとして不誠実だと思う。

2020年11月18日(水)
ひな
「毎週水曜はオーディンの日じゃ! さて名前を決めねばの」
陽太
「ああ、その金魚?」
ひな
「うむ。デフォルトネームは?」
陽太
「いや、ゲームじゃないんだから」
ひな
「では……斉藤」
陽太
「人の名前だよね」
ひな
「フィッシュ斉藤」
陽太
「一気に魚っぽくはなったけど……」
ひな
「ゴールデンフィッシュ斉藤」
陽太
「長いよっ!」

毎週水曜はオーディンの日まとめ。今週の神様になった日、感想~。

第六話「祭の日」あらすじ。

夏祭りだョ!全員集合。世界の終わりまで、あと9日……。

夏祭り回に見せかけた阿修羅回。ふたりの友情はよくわかるけど、お互いに「親友」とわざわざ口に出して呼び合うのはムズがゆいし軽薄な感じになるからあまり好みじゃないなぁ。

それと、今までの阿修羅の出番が少ないから脳内補完に頼らないといけない部分のウェイトが大きい。せめて麻雀回で一緒に卓を囲ってアシストとかしてれば深みも出たんだが。まぁ出番なかった奴にいきなりスポット当てるパターンはマンガや特撮でも多々あるので慣れてるけど、その分キャラへの思い入れが浅くなるのは避けられないな。要するにノれないってやつです。

あとハイテンション+ハイテンションのコンビはギャグがうるさくなりがちで難しいね。「~ですねぇ!」ツッコミオンリーの春原がふたりいるみたい。そういう意味じゃ、やっぱり春原陽平は奇跡的なキャラクターだと再認識。春原はツッコミも多彩でSSとか書く時は違和感が出ないように気を遣うから難しいけど、ロウテンション寄りの朋也と組み合わせて会話がうまく噛み合うとめっちゃ楽しいんだよね。

それはさておき、たません推しの伊座並さん。やっぱり父娘だな。前回強引な展開に思えた伊座並父との食べ歩きに繋がる描写で良かった。

伊座並さんとイチャつく陽太を見て不機嫌になるひな。自分を構ってくれる人が自分以外と仲良くしてるとイジける子供みたい。

ブリザトンで凍りつくオーディン。バイクで「飛べ、ガロード!(違」の流れは、これまた不自然とまでは言わないが強引な気がする。結末ありきで話を展開してるのが透けて見えるような感じ。

ところで神宮司さんと天願さんは単なる賑やかし要員だった。これでは現状「合唱部の数合わせ」の異名を持つ原田と変わらんぞ。

みんなで花火を観る。昇り龍乱れ七変化ってやつだね。六話にしてようやく夏らしいイベント。夏の終焉も近い。ラーメンや麻雀やってる暇あったらもっと夏らしいイベントを入れてほしかった。

「こんな僕らは、どこへ向かおうとしているんだろう」、この独白がこのアニメ最大の問題点だと思う。主人公含むメインキャラ全員に明確な目的がなく(鈴木少年側にはあるが)、物語に取っ掛かりがない。

キャラに目的がなくても展開に起伏があればいい。だがそれも映画だのラーメンだの麻雀だのと毎回やることに統一性がない。世界終焉のカウントダウンはしてても世界崩壊の兆しはないし、誰も危機感を持ってないので「終末もの」としてはスリルがない。ないないづくしで不安しかない次回へ続く……。

2020年11月25日(水)
央人
「毎週水曜はオーディンの日なんだってさ」
尾熊
「それと博士がどう関係する」
央人
「いや別に。ただ、オーディンを主神とする北欧に伝わるクラーケンっていう怪物がいてね。これがまた怪獣映画に出てくるくらいに大きいタコみたいな生物なんだ」
尾熊
「要するにたこ焼きが食べたいんだな?」
央人
「ご明察♪」

毎週水曜はオーディンの日まとめ。今週の神様になった日、感想~。

第七話「映画撮影の日」あらすじ。

メンバーを集めて映画撮影を開始! 主役には陽太とひなが選ばれる。

そして鈴木少年はついに博士の手がかりを得た。その写真にはひなの姿が。世界の終わりまで、あと6日……。

映画撮影は二話で終わりじゃなかったの?という第一印象。映画撮影が話の主軸なら最初からラーメンも麻雀も映画撮影に関連付けたほうがよかった気がする。そうすれば神宮司さん(賑やかし)と天願さん(財布)にも少しは存在意義ができたし。

コンテ待ちにみんなでゲーム。格好いいところ見せてやれ、と陽太に言っておきながらRPGをひとりでプレイする空気の読めないひな。こういう時プレイするなら桃鉄かボンバーマンだろが! 今の世代の人はスマブラかな?(スマブラやったことない)

映画の内容が実は世界観を暗示していたというのはよくあるパターンなので、ヒロインであるひなが回路(犠牲)となれば終わる世界が救われるってのはベタだけどあり得るかも。

オープニングの流れから考えると、ひなが世界を救う犠牲となるために陽太の前から姿を消し、それを陽太と仲間たちが捜しまわる。ありがちな展開だけど、もしそうなってもいまいち感情移入できそうにないのが問題だ。オープニングの最後みたいに、最終的には陽太たちのほうが消えてひなだけ残りそうな予感。

そんなこんなで陽太とひなの仲が家族愛を通り越して恋愛になってそうな事案が発生。そりゃ天願さんの色仕掛けが通じないわけだ。シスコンでロリコン……って、それ恭介じゃん! まぁひなは自称神で実年齢も不詳。延齢の秘術のかけすぎで見た目ロリになってしまっただけなのかもしれない。

そして久しぶりの鈴木少年パートが面白かった。なんだかんだ言いながらビジネスパートナーとして息の合ったふたり。最後の「ミンチでピンチ」はちょっと強引に感じたけど、オッサンと生意気少年のコンビが新鮮だ。

感情移入度は鈴木少年パート寄りになってきているので、そっちの展開に期待する次回へ続く!

2020年12月2日(水)
ひな
「毎週水曜はオーディンの日じゃ! 名古屋撃ちとは、限界寸前まで接近したインベーダーの攻撃が当たらないバグを利用した攻略法じゃ」
陽太
「教える必要ないじゃん!」
ひな
「やり方がわかっても、できんもんはできん」
陽太
「言うは易く行うは難し、だね。これも経験だよ」
ひな
「うぬぬ、綺麗にまとめおって」

毎週水曜はオーディンの日まとめ。今週の神様になった日、感想~。

第八話「海を見にいく日」あらすじ。

明かされたひなの素性。不自然な存在である現在のひな。

これから起こるであろう辻褄合わせとは……? 世界の終わりまで、あと4日……。

ようやく話が動き始めたと思ったら、新情報が一挙放出だった今回。これまでのスローなブギ過程を無視すれば、終わりゆく夏の空気みたいな雰囲気が感じられて全体的に良かった。

興梠博士の孫娘ひな。途中までは普通の子供らしい描写が続き、最後に普通の子供らしくない描写が入って"普通じゃない"ことがわかる。ひなの口調はじぃじの影響か。

映画撮影、メイキングを撮る空。「それくらいしか出番がねぇ」という阿修羅のセリフは自虐なのか?

「よかったな、おまえ」って「おまえ」いらなくね? あからさまに名前を呼ばれない天願さんの部下のオッサンが斉藤なのか、それとも元取り立て屋が斉藤なのか。どっちも斉藤だったりして。

ヒロインであるひなのメイキングは最後。ああ、それが一話冒頭のセリフだね。

いつか訪れるひなとの別れを不安に思い、ひなについて両親に尋ねる陽太。陽太の両親にとって興梠博士は恩師だった。

「目立つ神秘的な格好をさせておくから、見かけたら世話をしてやってくれ」、博士との約束……いや、無理があるだろ! と今はツッコんでおく。ひっくり返しがあることを期待。

ひなは334日前に人から神になったらしい。本人にもよくわからない「神に等しい力」を手に入れたようだ。これまでに見せた全知の片鱗は世界を狂わせるレベルのものだし、そんな力を持ったひなが危険視される可能性は高い。

ともあれ、ひなの父に会いにいくことになった陽太とひな。夏の終わりの旅へ。

目的地は……海。AIR・智代アフター・リトバス、key関連でおなじみ終焉の地。

「ほかの人には、ひなの姿が……」、風子トラップ発動! 風子シナリオ既知の人が「またこのパターンかよ……」と引っかかるトラップ。もちろん私も引っかかりました。CLANNADのアフター初回プレイ時も「またAIRと同じパターンかよ……」だったからね。ワンパターンをギャグにしてきたのは面白かった。

目の前にいるのが自分の娘であると聞いて驚愕するひな父。実の父がわからないくらいにひなが変わってしまっているのか、それとも父は娘が死んだと思っていたからわからなかったのか。

ロゴス症候群。「また奇病かよ……」と思ったが、トラップでもギャグでもなかった。これ、神でなくなったら立つことも言葉を話すこともできなくなっていくやつ! 真琴シナリオじゃん。

陽太は若さゆえの理想、ひな父は苦渋の末に選択した現実……話は平行線だった。陽太は感情論、ひな父は描写ゼロからの語りなので、両者の言いたいことは分かるがどっちにも共感できない。

ひな父が言うには、陽太にも選択を強いられる時が来るようだ。世界か、ひなか。第五話でもネタで挙げたけど「世界か彼女か選べない」だ。若さゆえの理想を追求するなら「両方救う」一択だが、それだとご都合主義な展開になりがち。

辻褄合わせは風子シナリオでもあったことだが、生きているはずのない人間が生きているという歪みの辻褄を合わせるために何が起こるのか?

「結局、この旅はなんだったんだろう……」、朋也と同じモノローグ。未成年者ふたりで旅館に泊まってるけど、これも神の力でどうにかしたのか。

陽太たちがスペースインベーダーをしている頃、ひな父の家には訪問者が……。フェンリルの牙がオーディンに迫る次回へ続く!

2020年12月9日(水)
ひな
「毎週水曜はオーディンの日じゃ。あと9週で世界は終わると言ったな、あれは勘違いじゃ」
陽太
「な、なんだってー!」
ひな
「終わりはいつだって唐突じゃ……」
陽太
「下痢もいつだって唐突だ」
ひな
「んなこと言っとらんわっ! と、こんなやり取りも懐かしいの」
陽太
「ひな……」
ひな
(恋も、いつだって唐突じゃった……)

毎週水曜はオーディンの日まとめ。今週の神様になった日、感想~。

第九話「神殺しの日」あらすじ。

神様は死んだ。悪魔は去った。

太古より巣食いし狂える地虫の嬌声も、今は、はるか郷愁の彼方へ消え去り、盛衰の於母影をただ君の切々たる胸中に残すのみ。

神も悪魔も降り立たぬ荒野に我々はいる。

デレレレレレレデェーン! ~完~

世界滅亡のカウントダウンは一体なんだったのか……。こんなひどい肩透かしを食らわすためにカウントしていたのか。しかもラストカウントダウンが4って……世界最期の日にクライマックスを迎えるのが普通だと思うんだが。結局それは話の主軸じゃなかったみたいだし、カウントダウン演出は「世界の終わり」への期待を無駄に煽っただけなんじゃないか?

嘘喰いの梶みたいな鈴木少年の胸糞過去。主人公は鈴木少年のほうがよかった気もするなぁ。ただ、鈴木少年のひなに対する感情の変化は唐突だった。あとCEOの鈴木少年への感情が慈愛……? 憐憫にしか見えん。

今回は特にキャラが感情を吐露するシーンが多かったけど、瞬間湯沸かし器というか電子レンジというか、冷水と熱湯しか出ないシャワーというか……みんな急に大声出す激情家タイプなので正直うるさい。これ、アニメCLANNADで春原が杉坂にキレたシーンでも思ったな。

量子コンピュータうんぬんはいつものハッタリだろうけど、競馬や喧嘩みたいな人間の感情も大きく影響するものを「すごい演算処理」だけで的中できるのか? 物語の展開のためだけに設定された都合の良い未来予知にしか感じられないのが難。ハッタリなら『Scarlett』みたいに「なんかわからんがそうかも」と思わせるくらい説得力のあるハッタリをかましてほしい。

いきなり愛の逃避行はリトバスの鈴シナリオでも「なんじゃそら」って感想だったけど、感情移入度が低いせいでさらに冷めた感じに。

「ここは俺たちにまかせて、おまえは先に行け」もAngel Beats!の時は割と盛り上がってたんだけどなぁ……。基本的には陽太を中心に集まった面々でひなとは映画撮影仲間ってだけなので、見るからにヤバそうなグラサン軍団に立ち向かってまでひなを逃がす流れは、服装のせいもあってか「アクション映画のクライマックスみたいで格好いいし、なんかノリでやっとくか!」みたいな印象。盛り上がらねぇー。

量子コンピュータ除去により廃人と化したひなを介護する陽太の元に鈴木少年が訪れ、みんなでネットダイブ。野球とピアノとラーメンと麻雀とゲームと映画撮影で奇跡を起こしてハッピーエンド。とか、どれだけ予想しても盛り上がる未来が見えない次回へ続く……。

なんかツッコミという名の不満ばかりになってしまって申し訳ない。不快に感じたらごめんね。ともあれ、あと3回(?)で逆転の一手はあるのか?

2020年12月16日(水)
央人
「今日は水曜ですよね、成神先輩」
陽太
「え? あぁ……そういえば」
 
『毎週水曜はオーディンの日じゃ!』
何度も聞いたその言葉が、その声が、おぼろげになっていく。
陽太
「ひな……」
央人
「知ってます? 毎週水曜はオーディンの日なんですよ」
陽太
「……」
央人
「先輩?」
陽太
「……」
央人
「ダメだ。ぜんぜん聞いてない」

毎週水曜はオーディンの日まとめ。今週の神様になった日、感想~。

第十話「過ぎ去る日」あらすじ。

君だけがー過ぎ去ーったー坂の途中は、あたたかなーひだまりがーいーくつもできてたー♪

僕ひーとーりーが~、ここでー優しいーあたたーかさをー思いかーえーし~てーるー♪

陽太の前に現れた転校生の鈴木央人。「普通は突然の転校生って言ったら美少女と相場は決まってるんだぞ」(by北川)

鈴木少年がヒントを出しまくってるのに気づかない陽太。ただのニブチンってだけで4ヶ月以上も無駄にしたらマヌケすぎるので、これはたぶん「渚が再留年する」ことに気づかなかった朋也と同じ心境……だとは思うんだけど伝わってこない。そういう心境を表すなら会話中にひなのことを考えて受け答えできなかったり、鈴木少年のヒントを受けてハッとなったりする描写がもっと必要だろう。ラーメン屋の一描写だけでは弱い。それ以前に陽太とひなの絆があまり強く感じられないって問題もあるけど。

とりあえず異物感半端なかったラーメンと麻雀の話は今回のためだったんだろうが、必然性はまったくないな。「必然性があれば脱ぐ」と女優に言われて無理やりベッドシーンを追加する映画監督ばりにない。ひなの足跡を辿るものであればなんでもいいよね。夏の物語に敢えてラーメンと麻雀をねじ込んだ理由は結局なんだったんだ?

私の中ではほぼ主人公だった鈴木少年がここで退場(?)。オープニングでも消えてる。鈴木少年視点だと陽太にバトンを渡してハッピーエンドって感じ。「僕は手を振り返す。彼らには、過酷な日々を。そして僕らには始まりを」って感じ。

ひな父から聞いていた情報のせいで廃人と化したひなとの再会を構えてたけど、思ったより状態がずっと良くて拍子抜け。こんなところでも肩透かしを食らわせてくるとは思わなかった。前回例に挙げたリトバスの鈴に近い、男が怖い幼児退行。

なんにせよ動けるし喋れるので悲壮感は微塵もないな。インパクトを重視するなら、ひな父の情報はないほうがよかった。これから病状が悪化するのかもしれないけど、それだと真琴や観鈴と同じパターンだよなぁ。拒絶されてショック受けるところなんか観鈴と晴子そのままだし。

そして前回も書いたけど、今回も大声出すなって言われてるのに電子レンジでチンするように急に激昂する陽太。ボーボボが「うるせぇ!」とかツッコミながら首領パッチを敵もろともぶん殴るシーンが思い浮かんだ。いっそ本当にぶん殴ってギャグアニメにしてほしい。デスノートとボーボボのコラボみたいに今回の陽太を首領パッチ、鈴木少年を天の助で想像すると笑える。

現状は手厚く看護されている印象なので、陽太のエゴでひなを連れ出して病状が悪化する展開だけは勘弁してね。

てなわけで割といい感じだった鈴木少年が退場(?)し、誰にも感情移入や共感ができない状態なので「心の揺らぎ」は諦め気味ですが、せめて最後くらいは綺麗に締めてもらいたい次回へ続く。

2020年12月23日(水)

ここに来て数日。

今日は水曜。オーディンの日だ。

神様なんていなかったし、世界の終わりなんてなかった。

でも、あの夏の思い出だけはあったはずだ。

たとえ反応が機械的なものだったとしても、今のひなには記憶がなかったとしても、ただひなの元気な姿を取り戻すために頑張るしかなかった。

毎週水曜はオーディンの日まとめ。今週の神様になった日、感想~。

第十一話「遊戯の日」あらすじ。

遊べよ遊真。楽しいことはまだまだたくさんある。

司波さんが言うにはひなは重症らしいが、そうは見えない。点滴もなく食事もできて風呂にも入れるけど……もしかして精神的なことを言ってるのだろうか。そして真琴や観鈴のように症状が悪化するかと思いきや、普通に良くなってきている。

ひなのために陽太が努力する描写はいいんだけど、入院患者の隣で夜通しゲーム……これはさすがにダメだろ。こんな行動しても放り出されないほど身分の高い人間に陽太は成りすましているのか。

関係ないけど、レベル上げまくって無双はプレイスタイルが私と正反対だな。ゲームは苦難を乗り越えてクリアするその過程が楽しいし、心に深く刻まれて今でも思い出せるくらい記憶に残る……これが私のゲーム道!

ここで記憶に残ってる初回プレイのひとつを隙あらば自分語りしちゃう。タクティクスオウガの死者の宮殿です。リザレクション係のオリビアと打たれ弱いプレザンス、バイアンを対グレムリンや対ガーディアンで失いつつ、潜りに潜って地下95階。よりによって敵と距離がかなりある穴だらけマップでガーディアン2回目が。オーブ使用前に神鳴明王剣などで仕留める戦術が使えず、オーブの直撃を受けてまた死者が出てしまう。その人物、ラドラムの死に際の言葉は……! この衝撃は今思い出してもゾクゾクする。

本題に戻ると、今回の陽太は智代アフターで智代の代わりに男たちと闘い続けた朋也みたいな方向性のずれた努力に感じた。あれはオチが微妙なんだよね。誤解で無駄に闘い続けてたわけだし。しかも加筆部分だと朋也がああなった遠因のひとつになってしまっている。

てなわけでタイムリミット前倒し。B級ホラー映画みたいに陽太のPCモニターが真っ赤になったところで次回bad最終回!?

ここまで来たら最後まで見届けるぜーっ! 倒れる時は前のめりだッ! 倒れる前提かよ!

2020年12月30日(水)

金魚鉢にはゴールデンフィッシュ斉藤2世が悠然と泳いでいる。

彼女が僕を選び、僕が彼女と共に歩む道を選んだあの日から、いくつオーディンの日を積み重ねてきただろう。

迷い、悩み、打ちのめされ、そのたびに彼女との夏の思い出に支えられてきた。

「ひな。今日は水曜、オーディンの日だよ」

毎週水曜はオーディンの日まとめ。THE END OF 神様になった日、ツッコミという名の不満だらけなので好きな人はごめんね感想~。

第十二話「きみが選ぶ日」あらすじ。

俺にはわからない。ずっとそうだ……。自分を信じても、信頼に足る仲間の選択を信じても……結果は誰にもわからなかった……。だから、まぁせいぜい……悔いが残らないほうを自分で選べ。

最終回だけ見たほうが感動できたかもしれない。テレビで昔やってた「感動の最終回」みたいなクライマックスだけ見せる番組に「過程を無視して最後だけ見ても感動できるわけないだろ」とツッコミを入れていた私ですが、この作品に限ってはその「過程」さえ見なければ自分なりに想像して楽しめたかもしれない。それくらい連続ドラマとしては無茶な展開や設定が多いように感じた。

キャラクターが生きてないというか、ストーリー展開にキャラが動かされているように見えたのが最大の難点。CLANNADの自宅出産強行と病床の汐を旅行へ連れ出すシーンも展開のために無理やりキャラを動かしている感じですが、最低限の補完要素はあった。「なんでこういう展開になるの?」と疑問に感じた部分を補完できる要素が少しでもあれば脳内補完できるんですが、この作品にはそういう要素があまりにも少ないので「話の都合だから」という最悪な答えに行き着いてしまう。

キャラに芯がないというか尖った部分がほぼない、キャラ同士のコミュニケーション描写が少ない、というのもそれに拍車をかける。例えば作中で面識のないキャラ同士の会話を想像するのは難しいけど、それぞれキャラが立っていれば想像を広げることはできる。この作品ではそれが非常に難しい。空はとりあえず「~だし」って言ってたらいいけど、それを個性というのは抵抗がある。

要するにキャラが薄いんですが、その薄いキャラがよりによって作中で演技をし始めてしまう。映画撮影・再建人・麻雀など演技描写が多いため、本人のキャラはますます薄くなるという悪循環。

今回陽太は人生の目標を見つけたけど、それをゴールと設定するなら陽太のキャラは「怠惰に日々を過ごす目標のない男」みたいに尖らせたほうがよかった。陽太は最終回まで人物像がボヤけたままの主人公だった。

最後は死ななかったけど治らなかったノーマルエンド。まず陽太が人生のすべてをひなに捧げる理由が、わかるけど伝わってこない。それほどの絆を感じない。恋愛なのか家族愛なのかもわからない。恋愛なら伊座並さんが好きという設定は邪魔でしかないし、家族愛なら成神家をもっと物語の中心に持ってきてほしかった。

次に、ひな父から聞いてた病状と今のひなの病状がぜんぜん違ったから、量子コンピュータのなんやかんやで奇跡が起きて病状が良くなったと解釈してたけど、今回陽太が興梠博士みたいな研究者を目指すとか言い出したので混乱する。えぇ……もしかして病状良くなってないの? バスケットボールを投げてゴールできるって相当だぞ……風子だって「予想以上に重たかったんです。次から蹴ってもいいですか」だぞ。かと思えば自分で食事ができないし……やっぱ話の都合ってああああああああもうっ!(鈴木少年風に) 無理だ! 脳内補完が思いつかない!

そういえば結局カウントダウンはアンバークォーツの「夕暮れ学園ADV」と同じジャンル詐欺だった。今回の映画がそのオチなんだとしたら、九話以降も「世界の終わりまであと?日」と数値をボカしてカウントを続けてたら意外性が……いや、それだと肩透かしのダメージが倍増するだけだな。

基本的に私は感想でツッコミを入れたらそれに対する自分なりの代案というか「こうしたらもっと良くなるんじゃないか」みたいなことを書くんですが、この作品の感想ではそれがうまくできなかったなー。

とにかくネタを振って笑ってもらうことを目的に感想を書いてるので、一度でも笑ってもらえてたら嬉しいんだけど……不快になったところがあったらごめんね。

この空気でオチを書いても確実にスベるので普通に終わります。ここまでぜんぶ読んでくれた人がいたらありがとう!

2020年12月31日(木)

世界情勢とそれに伴う生活の急激な変化などで大変だった2020年もラスト一日。なんとか無事に年を越せそうです。

今年一年、にしなどを見てくれて、メッセージを送ってくれてありがとうございました。

良いお年をお迎えください。